「生理&骨盤底筋トレーニング」で、明るく体と向き合うvol.2 ~今月の先生・関口満紀枝さん

からだ修行
2016.09.22

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「生理トレーニング」では、普段は膣をしっかり締めて、経血を溜め込み、トイレでは膣をゆるめてまとめて流す方法を伝授します。生理用ナプキンが普及していない頃の女性は実践していたと言われており、大便や小便と同じく、経血も意識して自分のタイミングで排泄する方法です。

「便利になりすぎた現代の生活によって、今の女性は膣を締める骨盤底筋の力がゆるんで、眠ってしまっているような状態です。ナプキンがあるからと、安心してダラダラたれ流しているのは、オムツがあるからおもらしをしっぱなしな赤ちゃんと同じこと。経血の排出を自らきちんとできるようになれば、生理痛の軽減につながり、経血を意識して出し切ることができるので、生理も早く終わらせることができるんです」。

こういった生理の話をすると、講座に参加する女性たちは「えーーー!」と驚きつつ、「私の生理はこんな感じ」「私はこう」と、次々に話し出し、最後には、「次の生理のときに試したくてワクワクしてきました!」と、喜んでくれる方がとても多いそう。すごく身近なことでありながら、普段なかなかフランクに話せる機会がないので、ひとりで抱え込んで悶々としてしまっているケースも多いようで、生理について正面から語り合うことは、女性たちの小さな意識革命でもあるようです

「経血の排出は、何度かやっているうちに『あ、こういう感じ?』とつかめる瞬間があるんですね。自分の身体が少しずつ変わっていくことが実感できると、トイレトレーニングでおむつを外せた子どもたちのように、「すごい、私!」と何だか誇らしげになり、『より自分の身体を大切に思えるようになった』と話す方も多いんですよ」

では実際に、骨盤底筋はどのようにすれば鍛えられるのでしょうか? 答えはカンタン。いつでも、どこでも、「尿道、膣、肛門を順に、意識して締め、ゆるめるのをくり返す」だけ。フィットネスクラブに通わなくても、道具を用意しなくても、簡単に鍛えられる方法です。

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たとえば座っているとき。食事をするときやデスクワークのとき、姿勢がこんな風になっている人はいませんでしょうか。ドキッ。疲れてくると、ついこの姿勢になってしまうのは私です……。両足がだらしなく開いて、骨盤が斜めになった状態だと、膣はだらんとゆるみ切ってしまいます

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背筋をすっと伸ばし、坐骨(お尻のいちばん出っ張っている骨)を椅子の座面につけて、骨盤を立てるように座ります。こうすると子宮が本来の位置におさまり、膣も自然と引き締まった状態になります。この状態で、先ほどの「尿道、膣、肛門」を順にくり返します。

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「このとき、ぎゅ~っと締め上げる必要はありません。よく骨盤底筋を締めようとすると、ついでに腹筋にもぎゅ~っと力を入れている方が多いんですが、それは不要です。また、尿道を締めるときは尿道だけ、膣を締めるときは膣だけ……という風に、3か所を区別して順番にしてみてください」

私も一緒に、関口さんの掛け声に合わせて開け閉めをしばらくやってみましたが、つい尿道と膣を一緒に締めてしまったり、しめるタイミングで腹筋も動いてしまいます。つまりは、普段このあたりをいかに意識していないかが、よ~~く分かります。関口さん曰く、講習をしていると、中には「あ、あ、穴の位置が分かりませーーーーん!」と叫び出す女性もいたりするそう(笑)。

photo:砂原 文 text:田中のり子

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Profile

関口満紀枝

Makie Sekiguchi

オリオンズベルト所属。女優芸人・ダンサー 歌手。カラダオーケストラ®ワークショップ発案者。日本ホメオパシー医学協会認定プロフェッショナルホメオパス。日本おまたぢから協会認定講師。二人の男児の母。多摩美術大学演劇コース在学中からダンスシアターカンパニーパパタラフマラに所属、メインパフォーマーとして世界各国公演に出演。2000年より作家近藤ともこと共に一人芝居「月刊関口満紀枝」を開始、主演・演出・振付を手掛ける。表現スキルのオリジナルトレーニング・ノウハウを伝える学校「オリオンズベルトアカデミー」副校長。現在はCMやドラマ など、メディアでも活躍中。

田中のり子

noriko tanaka

衣食住、暮らしまわりをテーマに、雑誌のライターや書籍の編集を行う。『ナチュリラ』(主婦と生活社)は創刊当初からのスタッフ。構成・執筆をした『これからの暮らし方2』(エクスナレッジ)が好評発売中。

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