頑張る受験生&ご家族へ #4綱渡りの秘訣

【特集】「Z会進学教室」長野正毅先生の励ます力
2017.01.12

いよいよ受験シーズン到来! ということで今週1週間は「Z会進学教室」の長野正毅先生の応援メッセージをお届けしています。「Z会」といえば通信添削が有名ですが、生徒を直接指導する「教室」ができて30年以上もの歴史があり、「暮らしとおしゃれの編集室」では、2015年に長野先生の書籍『励ます力』を発売しました。本日は、『励ます力』の中から、<調子を崩したときの心がまえ>のお話をお届けします。

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勉強をサボッてしまった(左に傾きすぎた)なら、
翌日はちょっと多めにやれば(右に傾きを戻せば)
いいだけじゃないですか。
それを意志が弱い自分はもうぜんぶ諦めた!
とすぐにかんしゃくを起こすからいけない。

 

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 昨日、昔の生徒が遠くから渋谷教室までいらしてくださいました。若干迷いが生じているようでしたが、しっかりした人なので心配はないでしょう。
 私はこういう話をしました。以前もどこかで書いています。高いところを綱渡りする名人の話。何かでご覧になったことがあるでしょう。世の中には高いところを長い棒を持って一本のロープのうえを歩いて見せるすごい人がいます。

 人生も同じようなものです。危ないと言えば危ない。だからこそ世の中の全員が「幸せになろう」と強く意志しているにもかかわらず、こんなに不幸を嘆く人が多いのです。綱渡りですよ。
 綱渡りでいちばん大切なのは「常に」バランスを保つことですね。右、左、右、左と小刻みにバランスを保つ。名人のそんな映像が記憶にありませんか? 常に、でした。一瞬も油断できません。「常に」意識してバランスをとっています。それだけが秘訣です。

 私はときどき同年代の方に「歳をとっても体型が維持できていいですね」と言われることがあります。「そういう体質なのですか?」と。
 私はただ単に毎日体重をはかっているだけです。現在の調子がいいので、増えた日は食べる量をセーブし、減った日は食べる量を増やします。それを毎日ーーつまり365日常にーー実行している。ただそれだけです。
 
 うまくいっている人を見て、あの人にはべったりと(?)変わらぬ何かがあるのだろうという気持ちになりがちですが、綱渡りの名人にしても「渡り切ろう」という強い意志を持っているだけで、その一瞬一瞬は常に生きものであり、変化して(させて)います。
 勉強もそうです。強い意志を持つところまではいいのですが、ちょっと調子を崩したからとそのままやらなくなってしまったら綱から落ちてしまいますよ。

 勉強をサボってしまった(左に傾きすぎた)なら、翌日はちょっと多めにやれば(右に傾きを戻せば)いいだけじゃないですか。それを意志が弱い自分はもうぜんぶ諦めた! とすぐに癇癪を起こすからいけない。そういう態度でいたら、いずれ本当に「勉強の綱」から落ちてしまいますよ。
 物事がうまくいっている人はバランスの取りかたが上手です。一度決めたらあとは楽だという発想そのものを変えてください。すべての瞬間が命を持っている。それこそが「生きる」ということではないですか。

 

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「授業後は、黒板をていねいに消します。生徒はそんな姿もじつによく見ています」

 

書籍『励ます力』より
photo:キッチンミノル

#1 勉強の最終目標は人間を鍛えること
#2 編集するということ
#3 語彙力がすべて

 

『励ます力』 長野正毅著 主婦と生活社刊 定価:1200円+税

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東大・京大など、難関大学への高い合格率を誇る、通信教育大手の「Z会」。現在は学習進学塾の分野でも高い実績を上げており、その渋谷教室長である長野正毅先生が綴る子育て&学習法。

Profile

長野正毅

MASAKI NAGANO

Z会進学教室渋谷教室長。80年代より小・中・高校生(大学受験生)の学習指導に携わり、97年よりZ会の教室に講師として勤務。担当は国語。受験国語にとどまらない確かな指導は生徒からはもちろん、保護者からの信頼も厚い。「長野先生の幸せに生きるヒント」
http://www.zkaiblog.com/akarui

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