ヘナのパワーで髪だけでなく体の疲れをデトックス! vol.1

からだ修行
2017.07.18

今月の先生「ヘナサロン アッターリー」中村祐子さん

ヘナというと「白髪染め」というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。でも実は、髪の色を染める以外にも、さまざまなスゴいパワーがあるのでした。今回は、そんなヘナの魅力について、お話を伺ってきました。

photo:砂原 文 text:田中のり子

東急田園都市線溝の口駅から徒歩数分、ゆたかな木々がうっそうと茂る神社のふもとにあるエリア「フィオーレの森」。今回取材にお伺いした「ヘナサロン アッターリー」は、この緑豊かな森に建つ、マンションの一室にあります。

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「こんにちは」と、迎え入れてくれたのは、今回の先生・中村祐子さん。背筋がすっと伸び、穏やかで澄んだ口調、凛とした格好いい空気感を持った女性です。そして迎え入れられたサロンの心地ちよさに、びっくり。中国の古い家具やインドの茶壺、アフリカのオブジェなどがさりげなく飾られており、鏡の向こうの大きな窓には、桜の木がうっそうと枝を伸ばしている様子が目に入ります。ここに身を置くだけで、身体に詰まっていた澱のようなものがさーーーっと抜けていくような感じです。

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「私がヘナに初めて触れたのは、母の影響でした。もともと私は若白髪の体質で、30代の頃から髪を染めるのが習慣だったのですが、一般の白髪染めだとゴワゴワになってしまうのがとてもイヤで。母はもともと、自然派志向の人で、食べ物だけでなく身のまわりのものたちにも気を遣う人だったんです」

そのときの中村さんの職業は、何とDJ! というか実は、現在もヘナサロンを運営するかたわら、DJのお仕事は続けていらっしゃるそう。当時は生活時間も不規則で、オールナイトは当たり前。それなのに収入も、なかなか安定しない。30歳を過ぎて身体を壊し、非常に疲れやすくなって、このままでいいのだろうか、生活を見直さなければ……と思う時期に、ヘナとの出会いがあったそうです。

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お母さまはその頃すでに、ご自身でもヘナのサロンを営んでおり、「手伝ってみない?」と声をかけてくれたそう。当時中村さんは、音楽のほうでもワールドミュージックが大好きで、インドやアフリカ、東南アジアなど、異国の響きに魅せられていました。そこから「自然のリズムで生きる」「土着的なものに価値を見出す」といったことにも、自然と目が向けられるようになっていました。

「そのときの私には、ヘナをやることが『何だか格好いいな』と思えたんです」。

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そもそも「ヘナ」とは何でしょう。エジプトの女王、クレオパトラも愛用していたことで知られているオレンジ色の色素を持つハーブで、インドでは、結婚式に花嫁の手足に「しあわせに暮らせますように」という願いを込めて施されるボディペイント「ヘナタトゥー」の原料としても有名です。

髪に塗れば、保湿力が高まりツヤが出るほか、やわらかい髪はコシとハリが出て、逆に固い髪はクセが落ち着き、なめらかになる。また、脱毛予防や育毛促進など、さまざまなトリートメント力も実感できるそう。またヘナに含まれている「ローソニアアルバ」という成分は、身体にたまったストレスや肝臓にたまった毒素を取り除くと言われており、血液浄化作用、神経調整作用があるとも言われています。また「ナフトキノン」という成分は、子宮の働きを調えるとされているとか。

な、な、何と! 単なるヘアケア剤と思いきや、身体全体にも大いによい影響があるようです。そもそもインドなどでは、ヘナは「髪の毛を染めるため」というよりは、「健康のため」「女性の身体のため」「祝福のため」のものとして愛用されているようなのです。そして中村さんのサロンにいらっしゃる方々も、リラックス&デトックス目的で……という方もとても多いとか。

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一般的な染毛剤と違い、ヘナは髪の毛だけでなく頭皮そのものに塗ることで、髪のいちばん根元にある毛母細胞に届きます。この毛母細胞、健やかな髪の毛を作り、育成させる細胞として知られていますが、この細胞は多数の毛細血管とつながっていて、ここから入った成分は、あっという間に全身に行き渡っていくそう。

「東洋医学では、頭頂に『百会』という万能のツボがあると言われていますよね。アーユルヴェーダでは『第7チャクラ』と呼ばれて、エネルギーの出入り口として知られています。どちらも頭をとても重要視していて、天とつながると同時に、全身のあらゆる部分とつながっている大切な場所なのです。頭をヘナでケアしていくことは、全身にとっても、いいことなのですよ」

そう話す中村さんも、自らヘナ生活をしていくことで、すっかり健康体に。そしてヘナのサロンを通じて、さまざまな女性が髪を美しくすると同時に身体にもいい影響が生じて、生き生きと輝いていく様子を見て、大きな喜びを感じるようになっていったそうです。そして不思議なことに、ヘナのサロンが順調になるにつれ、それと歩調を合わせるように、一時は断念しそうになっていたDJの仕事も好調に。中村さんの中ではふたつのことがいい相乗効果となって、つながっているそうです。

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Henna salon Attari(ヘナサロン アッターリー)

神奈川県川崎市高津区久本1-16-27 パレスドレオナールⅡ 202
TEL:090-8318-6909
営業時間、定休日:不定期営業(電話でご相談ください)
ヘナトリートメント(所要時間2時間半ほど):6000~7500円(髪の長さによる)
http://henna-attari.com/

Profile

中村祐子

nakamura yuko

ヘナインストラクター、「ヘナサロン アッターリー」オーナー、アーユルヴェーダコーディネーター。自身の白髪、冷え症、肌トラブルのため解消のため、ヘナを始める。2010年よりアーユルヴェーダ医師・安藤るみ子氏に一年間師事し、100時間の集中講座を修了。アーユルヴェーダコーディネーターとなる。2012年埼玉・鶴瀬にヘナ専門サロン「楽raku鶴瀬店」、2014年東京・都立大学に「楽raku都立大店」をオープン。2015年神奈川・溝の口の「フィオーレの森」に移転し、「ヘナサロン アッターリー」をオープン。

田中のり子

noriko tanaka

衣食住、暮らしまわりをテーマに、雑誌のライターや書籍の編集を行う。『ナチュリラ』(主婦と生活社)は創刊当初からのスタッフ。構成・執筆をした『これからの暮らし方2』(エクスナレッジ)が好評発売中。

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