大人暮らしで見直したものアンケートvol.3 「白山米店」寿松木衣映さん

「大人暮らしで見直した10のもの」1週間特集
2017.11.16


先月発売の新刊「大人暮らしで見直した10のもの」、おかげさまで大好評で、重版分も店頭に並び始めました! ぜひお手に取ってみてくださいねー。
そして、この本の中で、いろいろな職業の方に「年を重ねて見直したもの、切り替えたこと」のアンケートに答えていただいたのですが、とっても興味深く参考になる回答がたくさんあったにも関わらず、本ではスペースの関係ですべてご紹介できませんでした。

そこで今週は、「暮らしとおしゃれの編集室」で特別に未掲載分も含めてまとめて読んでいただけることに! ぜひ、大人暮らしの参考にしてみてくださいね。

 

「白山米店」の“お母さん” 寿松木衣映さん

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アクセサリーは“その辺”で
買うのをやめました

デコパージュ(紙や布を箱に貼ってデコレーションするもの)を習った先生が、アクセサリー作家で、展示会に伺い、買うようになりました。自分へのご褒美のつもりです。年を重ねたからこそ、存在感のあるアクセサリーも気負いなくつけられるようになりました。


Tシャツは白、
Vネックなら首がほっそり

顔色をよくしてくれる気がして、Tシャツは白を選ぶようになりました。Vネックは、首まわりをすっきり見せてくれるので好きです。襟元が広いものは、ピンブローチなどであきを調節。全体的なバランスを気にするようになりました。


厚手のウールセーターから
薄手の上質セーターへ

冬はヒートテックのインナーに、薄手のセーターを重ねるのが定番になりました。着心地がやさしいと、体もリラックスできるとわかったから。手仕事が好きで、編み物をよくするのですが、材料の毛糸もなんでもいいのではなく厳選して上質なものを選ぶようになりました。

煮物も鉄鍋で
つくるようになりました

結婚のときに用意してずっと愛用してきた中華鍋を、今いろいろな調理に使っています。理由は、鉄分摂取のため。以前は、中華料理のときのみの使用でしたが、最近は煮物にも使うように。近年は、ひじきを鉄釜でゆで上げていないので、ひじきに含まれる鉄分が減ったという話を聞いたのがきっかけです。

骨董市で器を探し当てるのが
目下の楽しみ

最近は、骨董市で時代も趣味も雑多に並ぶ中から、好みの器を探し当てるのが面白いです。気に入って、思ったより安価で手に入れられた時の喜びはひとしおで、その晩、料理を盛りつけて出す食卓の会話も弾みます。何より、顔なじみになった店主のうんちくが楽しくて。

 

木のものを引き継ぐ楽しさを
改めて実感

昔から道具や家具は木のものが好きでした。年を経るほどに味が出ていくのがいいのです。私の嫁入りだんすは、娘が引き継いで嫁ぎました。義母の嫁入り道具であろう猫足のドレッサーはヒビが入り傷んでしまいまいたが、修理をしてもらい、やはり娘に持たせようと思います。こうして引き継ぐ喜びを経験できるのは、年を取ったからこそ。


道端の草花を
部屋に飾るようになりました

2011年の震災後にいっせいに咲いたドクダミの花が忘れられず、大好きな花になりました。ハート型の葉に十字架のような白い花……。あの時はドクダミさえ祈ってくれていると思いました。それから、道端の草に目が行くように。特にお花屋さんの花が長持ちしない季節は、雑草が大活躍です。

 

仕事

同世代以外の年下、年上の
友人がいることの幸せ

いろいろな世代の人と交流できるのは、仕事をしているからこそ。若い方にはスマートフォンの使い方や、おいしいお店など新しい情報を教わって刺激をもらっています。みんな記憶力がすごくよくて、驚かされたり。一方、年上の方々は、みなさんさらっとして、お互い適度な距離感を保っているのがすごいなあと思います。荷重にならない人づきあいの作法を教わり、本当に勉強になっています。

ラジオに教わること
励まされること

深夜ラジオ世代なので、ラジオはとっても身近。ラジオは聴きながら料理の仕込みや編み物などの作業ができるのが、テレビと違っていいのです。人の悩み相談コーナーでは、自分を重ねて励まさりたり、そんなことで困っている方がいるんだと驚いたり、人生のいろいろを学んでいます。音楽も知らない曲に出合うことができて、たくさんの刺激をもらっています。テレビだと流れていってしまう情報も、ラジオだと印象的に心に留まるから不思議。映像がないぶん、想像力が働くからかもしれませんね。ラジオは、年を重ねるとどうしてもかたまりやすくなってしまう気持ちをほぐしてくれる、大事なツールです。

 

 edit:鈴木麻子

→新刊の詳しい内容はこちらから
【前編】
【後編】
【コラム編】

Profile

寿松木衣映

東京・自由が丘にある米店「白山米店」を夫とともに切り盛りする。週1回の手作りお弁当が評判になり『自由が丘三丁目 白山米店のやさしいごはん』(ミシマ社)を上梓。

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