自然のリズムに寄り添って 素のまま、あるがままVol.2 造形作家 サカキトモコさん

暮らしのおへそ
2017.12.13

 

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植物の美しい循環に憧れ、
自然の摂理に沿って暮らしたいと思い至ったサカキさん。
ひっそりとただそこにある植物のように、
自然のままに、あるがままに、素でありたい。
だから、白髪となった髪を受け入れそのままに、
お化粧もせず、裸足で庭の土を踏みしめて歩く……。
そんなふうに暮らすうちに、自然のリズムを感じ、
自然の摂理に沿うことができるようになってきたのだそう。

生命の根源に近づこうと、意識してからは
失敗を恐れる気持ちや、不安が押し寄せること、
緊張することもなくなったといいます。

「人っていろいろな面がありますよね。
光の面と影の面というのかな。
以前はどこかで自分の影の面を見せてはいけないと
思っていたんです。
でも植物と思いきり近づいて
その姿を目の当たりにしたり、
麦わら彫刻の影の美しさに気づき、
ありのままの姿だから影も美しいのだと
教えてもらった気がします」

静かに芽を出し、役割を終えたらひっそりと朽ちる。
それは自然の一部である私たち人間だって同じこと。
自然の静かな営みは、人間の文明が作り出した
目の前に見えていることは、世界のほんの一部の
表層だということを教えてくれているような気がします。

自分の奥深くで刻まれている自然のリズムに耳を澄ませ、
目には見えないけれど、
確かに息づくものの存在を感じることができたら、
これまでとは違う景色が見えてくるのかもしれません。

photo:砂原文

 

Profile

サカキトモコ

SAKAKI TOMOKO

神奈川県は山在住の造形作家。おおくぼともこの名でフィンランドの伝統装飾ヒンメリの展覧会やワークショップを通じてその魅力や技法を紹介。2012年「種子の起源」を題材にオリジナル作品に挑む。2015年自らの作品を「麦わら彫刻」として捉える。2016年創作活動名をサカキトモコとする。

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