自分の人生は自分で創り出すもの Vol.4 あんざい果樹園 安斎久子さん

暮らしのおへそ
2018.05.10

Vol.3はこちらから

最終回は安斎久子さん流農家の嫁の
おへそをご紹介しましょう。

 

料理は大量に作る

農家の嫁の役目は
家族にご飯を食べさせること。
ご飯があれば、自然に人が集まり、心が集まる。

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収穫して作る

ずっと果樹栽培だけだったのが、
2年前から畑で野菜を作り始めた。
家のすぐ脇では三つ葉など薬味を育てている。

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朝食に味噌汁と漬物を欠かさない

ご飯と味噌汁、旬の野菜を漬けた漬物さえあれば満足。
この日の漬物は、聖護院大根とハヤトウリ、にんじんなど。
味噌は毎年自分で仕込んでいる。

 

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大根は皮まで使う

 大根の煮物などを作ったら、皮を別にして取っておく。
時間がある時に千切りにして、
油揚げなどと一緒に炒めてきんぴらに。
「一番好きなおかずなの」と久子さん。

 

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 煮物には、仙台麩をプラス

仙台麩は、宮城県北部から岩手県などで
食べられている油麩のこと。大根の煮物などに入れて
一緒に煮るとコクが出ておいしい。

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マイベスト油揚げを決める

 東湯野にある「角田豆腐店」で売っているという厚手の油揚げが大好き。
そのままトースタで焼いてから、砂糖、醤油で照り焼きにしネギをたっぷりとのせて食べる。

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三五八で漬物を作る

三五八漬は、福島県の郷土料理。塩、米麹、米を3:5:8の割合で混ぜて、
漬床を作り、野菜などを漬け込む。半日ほどで出来上がり、ぬか漬けよりあっさりとした味。

Profile

安斎久子

ANZAI HISAKO

夫の一壽さんは家業を継ぎ、果樹園を経営。久子さんは東京都内で百貨店勤務を経て、福島県のスキー場でアルバイトを。結婚後は果樹園の仕事を手伝う。昔から器好きで、43歳の時に果樹園の一角に「うつわギャラリーあんざい」をオープン。2人の息子を育て、現在は夫婦でふたり暮らし。

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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