血液検査で分かること vol.1

からだ修行
2019.03.24

今月の先生:山崎まいこ先生(まいこホリスティックスキンクリニック院長)


自分の身体について、もっと深く、もっと客観的に知りたいときに、さまざまなことが分かる「血液検査」。不調になってから病院に行くのではなく、不調にならないための対策を考える「予防医学」についても、お話を伺ってきました。

photo:砂原 文 text:田中のり子

2019年は、原因不明の体調不良から幕開けした田中でした。年末の暴飲暴食がたたったせいか(?)、胃腸の調子がずーっと今ひとつ、食欲が出ない、食べても身体に力が入らない。かといって、病院に行くほどの明確な不調ではありません。元気を出そうと、赤身のお肉など栄養価の高いものを食べても、お腹はゴロゴロ。逆に消化がいい身体にやさしそうなものばかりを食べていても、どことなく元気が出ない。「何を食べたらいいの? どうしたら元気になるの?」と途方に暮れる日々が続きました。

そんなモヤモヤした不調の中、「自分の身体の状態を、客観的な数値として知りたい!」という気持ちがムクムクと湧き上がってきました。そこで、知人から聞いた、とあるクリニックの門戸をたたいてみたのです。

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お伺いしたのは代官山にある「まいこホリスティックスキンクリニック」。「スキンクリニック」と掲げていらっしゃいますが、一般的な皮膚科と違うのは「ホリスティック」(全体的な、包括的な)という言葉が入っているところ。そこには「肌だけでなく、心まで含めた全体的な健康を目指そう」というメッセージが込められているようです。

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「以前は私も、一般的な皮膚科や美容皮膚科で働いていて、さまざまな悩みを持つ患者さんにお会いしてきました。どうしてもそこでは、3分くらいの短い時間で診療して、薬を出すだけ。その方法だと、症状はコントロールできても、根本的に治すことは難しかったんです」
そう話すのは、クリニックの院長・山崎まいこ先生。キラキラ輝く透明感のある肌、やさしい目元。健やかさと美しさが両立すると、こんな風になるんだ……と、お手本にしたくなるような美しさであります。先生は続けてこう話してくれます。

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「病院は『薬を出すだけ』、患者さんは『医者の言うことを聞くだけ』。それだけだと、不調を招く根本の原因を取り除くことは難しいので、再発してしまうことが多い。医者は患者さんの話をじっくり聞いて体調や体質を見極めて、患者さんも『良くなろう』と思う。そういう信頼関係が成り立てば、同じ治療でも、改善の具合は全然違う。そういうやり方をしていきたいなら『自分のクリニックをつくるしかないな』と考えたんです」

肌というのは、体内の状態を映す鏡のようなもの。皮膚トラブルの根本的な治療には、外側から症状を抑えるだけでなく、内側からのケアが必須です。そこで先生が注目したのは「栄養学」。食べたものと肌の状態の関係はダイレクトですが、美しい肌や健康をつくるためには、何を食べるかだけでなく、その栄養素をしっかり消化し、吸収すること、さらには腸内環境が整っているかどうかが大切だと考えました。

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そこでこちらのクリニックでは、さまざまな検査を行い、患者さんの栄養状態や栄養の吸収能力を調べ、個々の体質に合ったアドバイスを行うことによって、不調の根本的な解決を目指しているのです。ちなみにこちらの医院のマスコットは、「お腸夫人」(笑)。腸内環境を整えることによって、美人を目指そう! というメッセージが込められているようです。

今回私が行った「栄養解析」という血液検査(自費採血検査 料金¥18,000)では、単に肌トラブルだけでなく、「だるい」「やる気が出ない」「食欲不振」「寝起きが悪い」などなど、さまざまな「不定愁訴」の原因を調べることもできるので、まさに「自分の身体の状態を客観的に知りたい!」と思う私には、ぴったりの内容なのでした。

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検査は、まずは細やかな問診票への記入からスタート。改善したいと思っている症状や病気から、身長、体重、過去の病歴やアレルギーの有無といったデータ、食事や睡眠といった普段の生活習慣や、細かな自覚症状などなど。この表をもとに、細やかな問診を行うので、じっくり時間をかけて記入します。

そののち採血へ。こちらを解析にまわし、約2週間後に、再びクリニックを訪れます。10数ページにも及ぶ解析レポートができ上がり、それをもとに先生からの診断と指導を受けることになります。さて、結果はいかに?

→vol.2に続きます

→その他の「からだ修行」の記事はこちら

まいこホリスティックスキンクリニック

東京都渋谷区代官山町8-6アイディ代官山2F
TEL:03-6712-7015
診療時間:10:00~19:00(火~金曜)、10:00~15:00(土曜)
休診日:日・月曜、祝日
https://mhs-cl.com/

Profile

山崎まいこ

Yamasaki Maiko

滋賀医科大学卒業後、大阪市立総合医療センターで臨床研修を行う。大阪市立大学附属病院形成外科、大阪市内の皮膚科常勤医師、大阪市内の美容皮膚科院長を経て、2013年東京・代官山に「まいこホリスティックスキンクリニック」を開院。初の著書『美しい肌が生まれるところ』(ワニブックス)が好評発売中。

 

田中のり子

Noriko Tanaka

衣食住、暮らしまわりをテーマに、雑誌のライターや書籍の編集を行う。『ナチュリラ』(主婦と生活社)は創刊当初からのスタッフ。構成・執筆をした『これからの暮らし方2』(エクスナレッジ)が好評発売中。

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