ブランディングディレクター・福田春美さん【後編】「自分の感覚を大事にして、必要なこと・気持ちいいことをすればいい」

わたしたちのコスメのはなし
2016.05.28


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草場「食べ物やドリンクで、何かおすすめのものってありますか?」

福田さん「通っている整体の先生におすすめされた“gemmotherapy(ジェモセラピー)”です。ハーブが芽吹いて伸びていく時の成分がギュッと入っているとのこと。気に入っているのは“Lime Tree”“Fig Tree”“Common Juniper”。水に数滴落として、飲んでいます。私にはすごく合っているみたい」

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草場「体の中にとり入れるものは、人によって合うものと合わないものがあるって言いますよね。私も気になってはいるのですが、誰か信頼できる方に手ほどきを受けて頂き、試してみたいです。香りもパッケージもいいですね! 可愛さも重要だと思います。福田さんは、ご自身のブランド“a day”でもスキンケア用品を手掛けていらっしゃるのですよね?」

福田さん「面倒くさがりだから、早く寝たい。そして、乾燥がひどくなると体中がかゆくなるんです。この2つの悩みを軸に作ったのが、このシリーズ。3日で乾燥がなくなったの! まずは、泡のボディソープ。手を使って泡で優しく体を洗います」

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草場「そうなんです。ナイロンタオルなどを使うと、乾燥しやすいので注意した方がいいです。私も手で洗っています」

福田さん「それから、顔まで使えちゃうスクラブを週1回全身に。最後に、体が濡れた状態でそのままオイルを伸ばします。水を手で切るような感じでオイルをぬってタオルは使いません。これで乾燥による体のかゆみは止まりました」

草場「私もオイルは、体が濡れているうちに伸ばしています。その方が伸びもいいですし、使った後のヌルつきが気になりません」

福田さん「今はバスソルトを試行錯誤しながら考えているところ。ある日、柑橘類の皮を干して瓶に集めておいたものを、ネットに入れてお風呂に入れてみたんです。そうしたらポカポカのツルツルに!」

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草場「酵素によって古い角質を除去してくれるんでしょうね。柑橘系のバスソルト、楽しみです。ところで福田さんは、スキンケアはオーガニックにこだわりますか?」

福田さん「あまりこだわっていません。もちろん植物の力は本当にすごいと思っているけれど、それよりも私がこだわるのは“香り”。“a day”を作る際にも、香りにはとことんこだわっています。香りの影響って絶大なもの。オーガニックどうこうよりも、香りの力の方をあえて信じたいんです。香りといえば“nahrin”のハーバルオイル”OLIO PLUS”。中毒的に毎日使っていて、やめられない。リフレッシュしたい時に使っています」

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草場「私も肌が弱い人におすすめを聞かれた時には、オーガニックではなく、低刺激処方のものをおすすめしています」

福田さん「オーガニックというものに共感しているし、理解もしています。ただ、オーガニック=良いっていう固定観念は捨てようと思っていて。例えば私はオーガニックシャンプーが合わなくて、使うと1回で地肌がかぶれてしまいまい、次の日にはカサブタだらけになります。オーガニックだからこそ全てがいい、とは思ってないんです。食べる野菜も、旬のものを買えば、わざわざオーガニックにこだわる必要も無い気がしていて」

草場「福田さんは自分の感覚というものが研ぎ澄まされているので、自然と自分に合うものや必要な物を選ばれているんですね」

福田さん「ごはんも食べ過ぎたら次の日は抜こうとか、そうやってシンプルに、自分の感覚を信じているのかもしれません。やらなきゃとか、こうしなきゃとか思うと辛くなるので、今日は自分にとって何が必要なのかを考えて感じるべき。自分が気持ちいいことをしていれば、自然と体も肌も心も喜ぶと思うので」

 

エディター・柿本の<今日のまとめ>

この取材の依頼をさせて頂いた時、福田さんが「私にコスメのことを聞くの?かなり適当だけれど、それでもいいの?」と謙遜してらっしゃいました。でも、いざお話を伺うと、今すぐ買いに行きたいと思うものばかり! 私自身も面倒くさがりで簡単に済むお手入れの方が嬉しいので、なおさら共感。ご自身もいろいろなものを試してみて、また、丁寧にじっくり商品開発をすすめている福田さんだからこそ、知識もこだわりもたくさん。その研ぎ澄まされた感覚によって選ばれたアイテムに間違いはないと思うのです。ただ、これらはあくまでも“福田さんに合うもの”たち。私はこういう方のお話を伺い、真似っ子していろいろ試しながら、“私に合うもの”を見つけていけたらと思っています。
そして、福田さんといえば欠かせない存在なのが、愛犬リタ! 生後間もない頃、肺炎をこじらせシャンプーが出来ない時期があり、その時のボサボサヘアスタイルを気に入り、この独特のヘアスタイルをキープしているそう。“こういうヘアスタイルであるべき”と決めつけず、自分が良いと思ったことを貫く。スタイルある福田さんをそこにも感じました。

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photo:加藤望  edit&text:柿本真希

 

第1回 伊藤まさこさんはこちらから

第2回 デザイナー・田部井美奈さんはこちらから

第4回 「nest Robe」滝口和代さんはこちらから

Profile

福田春美

Harumi Fukuda

アート、グラフィックの学校を卒業後、アパレルの道へ。アパレルショップの店長を経て、「WR」を立ち上げる。2006年には自身のブランドを育てながら、パリでも約3年半暮らす。2010年帰国後、複数のアパレルブランドのリニューアルや立ち上げを行い、現在は「EDIT LIFE」「a day」「コルテラルゴ」などのディレクターを手がけている。

草場妙子

Taeko Kusaba

1979年、熊本生まれ。2006年独立。雑誌や広告、CMなどで幅広く活躍するヘアメイクアップアーティスト。コスメ好きが高じて、インスタグラムではおすすめの美容アイテムを紹介。
http://kusabataeko.com
Instagram:https://www.instagram.com/kusabataeko/

柿本真希

Maki Kakimoto

フリーランスエディター・ライター。二児の母。様々な媒体やカタログにて、編集・執筆・連載・インタビューを担当。ニュージーランドにて母子留学を2年半。2014年秋に帰国後、エディター・ライター、ディレクターなど多岐にわたり活躍中。
http://www.makikakimoto.com
Instagram:https://www.instagram.com/makikakimoto/

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