「ebagos(エバゴス)」のワンストラップシューズ ~sahanji+(サハンジプラス)より vol.25~

今日のひとしな
2016.10.25

ヒールなしのワンストラップシューズというと、どうしても可愛らしくなり過ぎてしまうものが多いのですが、「ebagos」のワンストラップシューズはノーズが長く、甲が浅めなのが特徴で、そのバランスの為か、子どもの靴、といった雰囲気にはならず、すっきりとした印象の足元になります。

元々、私物として履いていて履き心地がとても良かったのと、「サハンジプラス」で扱う服に合いそう、ということからお取り扱いが始まりました。
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右が新品で、左が何年か履いて革がくったりとしてきた私物です。初めのカチッとした印象とは、かなり変化してきます。履き込んでさらに愛おしい姿に。

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 靴にはすべて、手作りの内袋と素材の説明が書かれた糸巻きがつきます。

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 毎シーズン開かれる「エバゴスコウジョウ」(「ebagos」ではアトリエのことをこう呼んでいます) での展示会にて。ブライドルレザーのコーナー。

シーズンごとに色々な種類や色の革で展開されていますが、ずっと定番で作り続けられているのが、この「ブライドルレザー」の靴。ワックスとグリースを混ぜ合わせたロウを塗り込んで繊維を丈夫にするという、イギリスでは昔から続く伝統的な製法で作られている革です。

細部までしっかり手作業でロウを塗り込んで、手間隙かけて作られるこのブライドルレザー。元々は乗馬の鞍部分や手綱などの馬具(ブライドル=馬具のこと)に使われる革として作られていました。表面にうっすらと白く浮き出ているのがロウ(ブルーム)です。

初めは硬くてかちっとした印象の革ですが、履いていくうちにロウが消えて光沢感が出始め、かなり早い段階で柔らかくなります。革が柔らかくなると、ストラップを取り外さずにかかとからすぽっと楽に履いて頂けます。22~25cmとサイズ展開が豊富なのも嬉しいところ。

「ebagos」というと、真っ先にカゴを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、デザイナーの曽我部さんは元々は靴のデザイナーをされていたので、履き心地の良さには定評があります。

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2016年 S/S 『VITAMIN SHOWER』 のテーマに沿ったディスプレイ。
「サハンジプラス」では靴のみの展開ですが、「ebagos」を扱っている理由の一つは、デザイナー曽我部さんの独自の世界観が好き、ということ。バイヤー向けの展示会では、毎回お仕事をひとまず忘れてしまうくらい、「エバゴスコウジョウ」の扉を開けたところから広がるその世界観に浸ってしまい、かなりの長居をしてしまいます。
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そのシーズンのテーマに沿った品々のディスプレイとその為に設えた什器、そこここに置かれた曽我部さん所有のアンティーク。そのどれもが一貫して曽我部さん独自の世界観。「はぁ…」と、毎回感動のため息をついてしまいます。展示会をあとにして、しばらくふわふわと夢心地のまま帰路につくのです。

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 2017年 S/S 展示会のご案内状。毎回とても凝っているのです。

展示会ごとのテーマの雰囲気までお店でお伝えするのはなかなか難しいのですが、店頭では写真をご用意していますので、ぜひ皆さまにも曽我部さんの世界観に触れて頂けたら嬉しいです。


「ebagos」ワンストラップシューズ
¥37,000(税抜)

 

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sahanji+(サハンジプラス)

2006年、お祖母様の暮らしていた一軒家を改装してオープン。器、道具、服など衣食住にまつわるものや、暮らしになじむオブジェなどが並ぶ。連載「今日のひとしな」の執筆は、店主の河村奈穂さん。

静岡県静岡市清水区堂林2-9-5
TEL:054-353-1155
営業時間:13:00~17:00
不定休
http://www4.tokai.or.jp/sahanji-plus/

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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