ずっしり! なのに体になじむ「アンデルセン-アンデルセン」のニット

“おしゃれの名脇役”に会いに行く!
2016.11.19

名作と呼ばれる映画には、必ずといっていいほど実力派の脇役が存在するもの。それは、おしゃれも一緒です。一見何げないのに、実は丹念にこだわって作られたアイテムたちは、主役を引き立てるための十分な腕前を持ち合わせています。この連載では、そんな“おしゃれの名脇役”にスポットライトを当て、王道のものから隠れた逸品まで、幅広くリポートしていきます。

photo : 花田 梢 text : 三宅桃子

数年前からセレクトショップで見かけるたびに視線を奪われていたのが、シンプルなのに存在感を放つフィッシャーマンセーター。手にとってみると、ずっしり重い! でも、編み目がギュッと詰まっていてあったかそうと思い、いざ試着室へ。実際に着てみると、手で持ったときのような重さは感じず、腕をぐるぐる回したりしても動きやすい。すぐさま“欲しいものリスト”入りしたのが、この「アンデルセン-アンデルセン」のニットでした。 

2009年にデンマークでスタートし、日本初上陸を果たしたのが2011年。そのブランド名のとおり、アンデルセン夫妻が手がけています。

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「アンデルセン-アンデルセン」“ザ ネイビー タートルネック”各¥42,000

※商品の価格は2016年11月現在のもので、表示は税抜きです。

取材時、PRの増田恵理さんが着ていらしたのも「アンデルセン-アンデルセン」。その着心地のよさと保温性の高さに魅せられ、毎年1枚ずつ買い足しているのだそう。

「伸縮性を損なわないよう、編み地のループを編み糸で身頃や袖などをとじ合わせてパーツを組み合わせる、リンキングという手法が取り入れられています」

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こまやかな作業には、多くの熟練した職人さんの手が加わっていることがわかります。こうして縫い代がなくとじ合わせられるから、内側でゴロついたりすることがないのですね。

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寒さが厳しく海で働く人も多いデンマークでは、体を温めるツールとしても欠かせないのがニット。効率を優先した製法が台頭する今だからこそ古きよき伝統文化を受け継いでいきたい、というアンデルセン夫妻の思いが随所に込められています。

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袖口は、風を通しにくくするため長めのリブに。また、穴に親指を通すと手の甲が覆われ、アームウォーマーのような役割も果たしてくれます。

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さまざまな羊毛を試行錯誤して選ばれたのは、太くて毛足が長い南アメリカ産のウール。それを特殊な技法で紡績した糸に仕上げて編まれているから、張りとやわらかさのある素材感に仕上がっているのです。

海洋学校の先生や生徒が、実際の航海で3カ月着続けても、毛玉にならず型くずれもしなかったのだとか。

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今シーズンは、キャメルとレッドが新色として登場!

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「アンデルセン-アンデルセン」“ザ ネイビー タートルネック” (上)¥74,000、(中・下)各¥42,000

2015年から加わったインディゴ染めシリーズは、ウールマーク協会によって認可されたウールの天然染め技術を有するイタリアの専門工場で染色されたもの。

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化学物質は一切使わず、世界中から集められたハーブや葉、樹脂を用いて、ニュアンスのあるブルーを表現しています。

染色された羊毛は、ずっとさわっていたいほどのフワッフワ感! 上質なニットの原点は、ここにあるのですね。

タートルネック以外に、ジップアップタイプやカーディガンも。

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「アンデルセン-アンデルセン」(右)“ザ ネイビー”¥56,000、(左)“スキッパ―ジャケット”¥55,000

「社内ではいくつものブランドを取り扱っていますが、男性女性問わずかぶってしまうのが『アンデルセン-アンデルセン』のニット。着ていくうちにどんどん体になじんでいくので、愛着も沸きます」と増田さん。 

着てみてわかるのは、アンデルセン夫妻の「10年、30年、50年と子どもや孫に継承し続け、やがてヴィンテージショップに並ぶようなものづくりを」という思い。こだわりが詰まったニットで暖をとる冬が待ち遠しくなるアイテムです。

メイデン・カンパニー(アンデルセン-アンデルセン)

TEL 03-5410-9777

公式サイト http://www.andersen-andersen.jp/

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