おしゃれの鍵を握るのは「質感」 Vol.1 ルノンキュル 木村牧子さん

パーソナルスタイリスト木村牧子の美人塾
2016.12.12

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こんにちは。「ルノンキュル」木村牧子です。
今月のテーマは「質感」です。

みなさん、自分のイメージや個性に合う服を選ぶときに、
顔と体型を元に考えると思います。

 それももちろん大事だけど、その人の個性、
イメージを決定づける大切な要素があります。それが「質感」。

 

質感というのは肌や髪や瞳など見えているものや、
骨・筋肉・脂肪・声など見えないけど伝わってくる感覚です。
これは自分ではなかなか捉えることは難しい。

 

でも質感は相手には一瞬にして伝わり、その人のイメージ全体を決めてしまいます。
ですから質感が服やヘアメイクの鍵を握っていると言ってもいいのです。

 

自分の髪や肌や体の質感に合うデザイン、
素材、スタイルを選べば、おしゃれは段違いに精度が上がります。

 

 肌質や髪質や体のタイプには「これが優れている」というものはないのですが、
どうしても日本人は、髪はツヤツヤサラサラ、お肌は白くてマット、
体は細身で女性らしく柔らかい、など、
ある一つのタイプが優れていると思い込み、
それに憧れる傾向が強いです。

 

 大事なのは、憧れに近づくことではありません。
自分の持ち味を知って、そこに寄り添ってくれるデザイン、
素材、スタイルを選ぶこと。

 

 ふわふわのくせ毛でこそ映えるレングスと動き、
健康的なそばかすの肌に映えるアクセサリー、
筋肉質な厚みのある体に合った素材などを選ぶことで、
その人の持ち味が魅力として全面に出ます。

 

 それがその人の最高のスタイリング。

 

ふわふわのモヘアとハイゲージニット、
シフォンのストールとシルクサテンのスカーフ、
キラキラストーンとつや消しメタリック。
あなたはどちらが自分の質感にマッチするか知っていますか?
またそれを決定づけるものは何だと思いますか?

 

Vol.2に続く

Profile

木村牧子

Kimura Makiko

「ルノンキュル」主催。関西学院大学卒業後、全日本空輸㈱で国際線CAとして勤務。退職後に転身し、子供の頃から夢だったデザインの道に進む。10数年間グラフィックデザイナー、テキスタイルデザイナーとして色や素材に関わる中で、「装い」や「色」が人の生きるパワーや自信と深く関わることに強く興味を引かれる。色彩学、心理学を学ぶうちに、「見た目」を通して人の内面、生き方を前向きに元気にさせる仕事をしたいと思うようになり、パーソナルスタイリング、イメージコンサルティング、パーソナルプロデュースの仕事を開始。現在は平日はデザイナー、週末はイメージコンサルタントとして活躍中。http://www.renoncule.net

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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