おしゃれさんのトップス選びと着こなし方

ナチュリラ
2017.03.27

「JUN」グループ マネージャー 井上知子さん

 

「メンズライクなシャツやカットソーが好き

でも最近は少しずつ

着方や合わせ方が変わってきました」

 

そう話してくれた井上さん。ボタンダウンシャツやスウェット、サーマルシャツなど、カジュアルでボーイッシュなトップスが好きだった井上さん。けれど30代の半ばを過ぎたあたりから、何となく服と自分がちぐはぐに感じることが多くなったそう。

「髪を伸ばしたのも大きかったかもしれませんが、20代の頃のようにしっくりこなくて。今でもパンツスタイルが基本で、メンズライクでカジュアルな服は変わらず好きですが、やはり年相応でカジュアルなだけじゃない、ワンランクアップした着こなしを心がけていかなければ……。そう思うようになってきたんです」

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たとえば、シンプルな白シャツも上質な素材と丁寧な仕立てにこだわって。英国のシャツ生地メーカー「トーマス・メイソン」の生地を使ったシャツに重ねたのは、「エヌハリウッド」のサーマルカットソー。正統派シャツにあえて遊び心のあるレイヤードを。

 

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また、もう10年選手だという「ホームスパン」のギンガムシャツも、この春は着心地のよさに惚れ込んだ「ボッコ」のハイネックカットソーをインに着て、久々に“復活”させたそう。第二ボタンまではずし、袖をロールアップ、裾はウエストインで着こなして。

長年愛用していたトップスも、少し背伸びして手にしたトップスも、今の自分に見合った着こなし方を模索する。試行錯誤があるぶん、より深く「今の自分のおしゃれ」について考えるようになったそうです。

photo:枦木 功 text:田中のり子

『ナチュリラ』2017vol.37春号より抜粋

Profile

井上知子(いのうえ・ともこ)

東京・銀座のソニービルにあるコンセプトショップのブランド責任者。さまざまなクリエーターと一緒に企画進行、運営、PRなどをトータルで担当。この春は新たな展開を準備中。

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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