あなたのイメージに寄り添う柄 Vol.1 ルノンキュル 木村牧子さん

パーソナルスタイリスト木村牧子の美人塾
2017.10.04

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「柄物が似合わない」とおっしゃる人は多いです。
選んでもせいぜいスタンダードなチェックやストライプどまり。

私はどんな柄も似合わない人はいないと思っています。
それは自分と柄の相性を知らないだけ。
柄はその人の個性にぴったり来ると、
ぐっと魅力を引き出してくれます。

では、柄との相性はどうやって決まるのでしょうか?

 

<直線-曲線>

丸い目、丸い鼻、丸顔など、
目鼻立ちと輪郭から受ける印象が「丸み」の人には、
ドットや花柄など曲線でできた柄が合います。

切れ長の目、骨ばった顔立ち、
面長などの「シャープ」な印象の人には、
ストライプ、チェックなどの直線的なものが合います。

「合う」とは「違和感がなく馴染む」ということですから、
自分のイメージと違うものは着てはいけない
ということではありません。

違和感の少ない範囲で、曲線のソフトさ、
直線のカッコよさを利用してイメージを
自分の好きな方にシフトさせることはOK。
ただし、違和感のない範囲というのを見極めるのが大事です。

誰しも、目鼻立ちと輪郭には直線・曲線は混在しますので、
一番際立った自分の印象はどちらなのかを客観的に掴むことです。

 

<大きさ、くっきり度>

柄の大きさは身長や体格に比例します。
小さい人が大きな柄を着ると滑稽に見え、
大きい人が小さい柄を着ても垢抜けません。

もうひとつ、大きな柄やくっきりした柄は、
目鼻口のパーツが大きい、目ヂカラが強い、
立体感があるなど目鼻立ちの「主張の強い人」が着るととても映えます。

目鼻立ちが繊細、優しい「主張のソフトな人」には
細かい柄や輪郭のふんわりした柄や
コントラストの弱い柄の上品さ優しさが
魅力を後押ししてくれます。

逆の組み合わせは違和感があり、
ぱっとしませんので、
その場合はメイクなどで「大胆-繊細」度合いの調整が
必要になってきます。

 

<色数とパーソナルカラー>

ドットやギンガムチェックのように、
色が2色、または白となにか1,2色でできている柄は
シンプルで、印象的にくすみが少ないと考えてください。
つまりはスッキリ、ハッキリな柄ということ。

マルチストライプやタータンチェックのように色数が多く、
白場の少ないものほど複雑になり
印象としてくすみが出てくると考えてください。

パーソナルカラーでいうと、
くすみが苦手なスプリングやウィンターの方は、色数の少ない柄、
くすみが似合うオータムの方は、色数の多い柄が似合います。
サマーの方はややくすんだ色も得意ではありますが、
すっきり爽やかさが必要ですので、
濁りすぎて重たくならないよう注意が必要です。

Vol.2に続く

 

※柄についてもっと詳しく知りたい方はこちらを!

「あなたの味方はボーダー?ストライプ?ドット?」
https://goo.gl/gVkNVh

 

※パーソナルカラーについて詳しく知りたい方はこちら!

「パーソナルカラー診断、プロはここを見ています」
https://goo.gl/BG2DTu

Profile

木村牧子

KIMURA MAKIKO

「ルノンキュル」主催。関西学院大学卒業後、全日本空輸㈱で国際線CAとして勤務。退職後に転身し、子供の頃から夢だったデザインの道に進む。10数年間グラフィックデザイナー、テキスタイルデザイナーとして色や素材に関わる中で、「装い」や「色」が人の生きるパワーや自信と深く関わることに強く興味を引かれる。色彩学、心理学を学ぶうちに、「見た目」を通して人の内面、生き方を前向きに元気にさせる仕事をしたいと思うようになり、パーソナルスタイリング、イメージコンサルティング、パーソナルプロデュースの仕事を開始。現在は平日はデザイナー、週末はイメージコンサルタントとして活躍中。http://www.renoncule.net

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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