日本人の頭の形に合う「Chronik(クロニーク)」のカンカン帽

今日のひとしな
2016.03.10

~メゾン エ トラヴァイユより vol.10 ~

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今日は姉妹店である「Chronik(クローニク)」からのご紹介。

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昨年初めて、オリジナルで生産したカンカン帽。

私自身、物心ついた頃からカンカン帽が好きといっても過言ではありません。子供の頃読んでいた漫画やお話の中に出てくる女の子は、みんな編み上げブーツに丈の長いワンピース(その上にエプロンワンピース!)、トランク、そしてカンカン帽。髪はロングヘアで三つ編……。憧れのスタイルです。

そんな私がそのまま大人になってしまったので、流行など関係なく好きな帽子はずっとカンカン帽です。

仕事上、フランスやベルギーを中心に、年に何度かヨーロッパへ買付けに行きますが、その時も1900年初頭~1920年代頃の本物のキャノチェ(フランス語でカンカン帽の意)を見つけては買い付けます。

が、悲しいことにヨーロッパ人と日本人では頭の形が全然違うので、あくまで観賞用として仕入れています。かぶれたら格好良いのですが、カンカン帽の由来でもある「カンカン」と音が鳴りそうな固い素材が多く、なかなかかぶりこなすには難しいデザイン。

 

前振りが長くなってしまいましたが、そんなカンカン帽好きの私が作るカンカン帽は、いたってシンプル。ハットバンド(リボン)は、絶対に黒のグログラン。これは黒が正式な色でもあるので、ゆずれないところ。そして女性らしい細いリボン。帽子の山の部分であるクラウンは、高すぎず低すぎずのぎりぎりのラインで作っています(生産の際、微調整がとても難しいそうです)。

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カンカン帽 ¥6,800+tax

 

ラフィア素材なので非常に軽く、風通しもよく涼しいので汗もかきにくいです。今年はさらにサイズ調整もできるタイプになっていますので、色々なタイプの方にかぶって頂けると思います。

MAISON ET TRAVAIL(メゾン エ トラヴァイユ)

「家」と「仕事」をテーマに、この先ずっと使えるもの、大切にしていきたいものをセレクトしたライフスタイルショップ。古い郵便局を改装した雰囲気のある空間に、雑貨や器、道具が並ぶ。デイリー連載「今日のひとしな」のコラム執筆は、オーナーの谷 奈穂さん。

 

神戸市中央区山本通3-8-1ポルトビル1階

TEL:078-891-3215

12:00~18:30 水曜定休

http://www.maison-travail.info

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