「歳相応」は私が決める vol.2 ~ルノンキュル 木村牧子さん

パーソナルスタイリスト木村牧子の美人塾
2016.03.10

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「歳相応」に敏感な人は多くても、加齢に左右されない、自分の「個性年齢」を把握している人は少ないです。これ、スタイリングにおいては外せないポイント。

 

「ピンクは若作り」とか「ある程度の年齢になったらショートへア」みたいな十把一絡げの法則はありません。同級生の彼女の若々しいヘアメイクは、あなたにとっては「若作り」でしかありませんし、老けてると思われる装いはあなたにとっては「大人っぽくてシック」かもしれません。

自分の「個性年齢」という基準を知らないから一般的な「歳相応」を気にし続けてかないといけない。そしてなによりもったいないのは、誰もがせっかく持っているその人なりのその時だけの魅力が出せないってことです。

それどころか、幼く見える人ほど大人っぽいもの身に着けたり、老けて見えるからかわいいものを選んだり、違和感でしかない真逆の調整をやってるケースの多いこと。

年齢に限らず、コモンセンスをわきまえるのは必要です。そんなの気にするなということではありません。でもそれが常にあなたにとって最優先かつ唯一のルールであるなら、人生はつまらない。

本当に恐れるべくは、イタイ若作りや老けて見えることよりも、稀有な個性の今しかない輝きを知らないことではないでしょうか。世間的「歳相応」にばかり気を取られて、なんとなく年取っていくことではないでしょうか。

 

"他人と違うこと"と"老いる"ことはよく似ているかもしれません。ともすると孤独でみじめでしかないときもある。だからこそ、それを引き受けて心底愛せるようになったときには、何よりも素晴らしい。

私は「誰かの」まねではなく、自分のスピードと感じ方で、それをいっぱい味わって年を重ねたい。そう思うのです。

 

 

第1回「コンプレックスにこそ原石がある」はこちらから

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第4回「おしゃれとお金のほどよい関係」はこちらから

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第6回「そのおしゃれは諦めて」はこちらから

Profile

木村牧子

Kimura Makiko

「ルノンキュル」主催。関西学院大学卒業後、全日本空輸㈱で国際線CAとして勤務。退職後に転身し、子供の頃から夢だったデザインの道に進む。10数年間グラフィックデザイナー、テキスタイルデザイナーとして色や素材に関わる中で、「装い」や「色」が人の生きるパワーや自信と深く関わることに強く興味を引かれる。色彩学、心理学を学ぶうちに、「見た目」を通して人の内面、生き方を前向きに元気にさせる仕事をしたいと思うようになり、パーソナルスタイリング、イメージコンサルティング、パーソナルプロデュースの仕事を開始。現在は平日はデザイナー、週末はイメージコンサルタントとして活躍中。

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