あなたにとって100点満点の服 Vol.2 ルノンキュル 木村牧子さん

パーソナルスタイリスト木村牧子の美人塾
2018.02.14

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Vol.1はこちらから

『似合う』は理論にすぎない

 

カラーがスプリングで骨格がウェーブタイプの人は、
キュートな色のフリルやリボンやふんわりスカートが似合うと言われても
、毎日会社に着て行くのに躊躇する人もいるでしょう。

 

ストレートタイプの人をスタイル良く見せてくれる、
ジャストサイズのストレートパンツやテーラードジャケットは、
トレンドの流れによっては、おしゃれ度が低いときもあります。

 

ナチュラルタイプの人には、冠婚葬祭売り場には似合う服はないでしょう。
そもそもダメージやミリタリーやエスニックなど、
似合うと言われても汚くて嫌いと言う人はなにを着ればいいの?

 

スタイリストやカラーリストがまずお話するのは、
わかりやすい考え方や理論です。
それは必要不可欠なのですが、
そっくりそのまま取り入れているだけで自分の中で消化できていない人は、
見ればわかるものです。

 

私がクライアントさんと一緒にお買い物でお店をまわるときには、
必ずしもお伝えしたアドバイスそのままに服を選ぶとは限りません。
その人の現在お持ちの服の傾向や、生活環境や、
現在のトレンドなどとバランスを取ると、
アドバイスは机上の空論とまでは言わないにしても、
その限りではないからです。

 

似合う服とは、その人の魅力を最大に表現してくれますが、
当然、すべてのシーンや気分にオールマイティーではありませんし、
どんなに似合うものでも飽きる
、好きじゃないこともあるでしょう。

 

それをわかった上で、
理論を上手に自分のワードローブにフィットさせることがスタイリング。
きちんと感、トレンド感、意外性、などなど、
優先したい何かを大事に自分で自由に組み立てる。
基本と少し違っていたとしても、
それが今日のあなたの100点満点の着こなしです。

 

料理も手順と分量を覚えてそのまま作るだけだと、
その料理しか作れません。初心者さんはもちろんそれでいいけれど、
素材や仕上がりに合わせて、切り方や下味や火を通す時間を適宜変えることができれば、
食卓はもっと豊かになりますよね。

 

食べることも、着ることも、
毎日の繰り返しだからこそ
自分で自由にアレンジできることがポイントだと思います。

 

似合うものを知ろうとしないのも、
似合うものにあぐらをかくことも、
どちらももったいないことですね。

 

 

 

 

 

 

 

Vol.2に続く

Profile

木村牧子

KIMURA MAKIKO

「ルノンキュル」主催。関西学院大学卒業後、全日本空輸㈱で国際線CAとして勤務。退職後に転身し、子供の頃から夢だったデザインの道に進む。10数年間グラフィックデザイナー、テキスタイルデザイナーとして色や素材に関わる中で、「装い」や「色」が人の生きるパワーや自信と深く関わることに強く興味を引かれる。色彩学、心理学を学ぶうちに、「見た目」を通して人の内面、生き方を前向きに元気にさせる仕事をしたいと思うようになり、パーソナルスタイリング、イメージコンサルティング、パーソナルプロデュースの仕事を開始。現在は平日はデザイナー、週末はイメージコンサルタントとして活躍中。http://www.renoncule.net

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