内田彩仍さんコーデ【後編】「Manna」のコートで迎える冬の始まり

ナチュリラ
2018.12.21

←前編はこちらから


「ナチュリラ」冬号で、真っ白なコート姿を披露してくださっている内田彩仍さん。【前編】に引き続き、今日はもう一着登場している「Manna(マンナ)」のノーカラーコートについて、詳しくご紹介しますね。

_MG_0793
ノーカラーコート¥76,000、ロングカーディガン¥29,000、ボーダーニット¥21,000、コットンワイドパンツ¥19,000/すべてマンナ その他/私物


_MG_0686
ノーブルな雰囲気の“白コート”ですが、こんなノーカラー&ドロップショルダーのデザインなら気軽に羽織れそうですね。下に重ねた薄手のロングカーディガンは、このようにチラリとのぞかせても、前ボタンを留めても、コートの着こなしにリズムを作ってくれる名脇役。サイドにはスリットが入っているので、足さばきよく歩けるのもいいですね。そして中に合わせたのは、やや太めの黒×白ボーダーが大人っぽいホールガーメントのニット。やさしい色合いのコーディネートをほどよく引き締めてくれています。

_MG_0869
こちらは色違いの黒! 前のスナップボタンを留めて、シンプルに着こなしてくださいました。「ボタンを閉めてもサマになるシルエットなので、中に着る服にあまり悩まされないのがいいですね。若い頃は、中の服との組み合わせにも力を入れてコーディネートを考えていたので、必ず前を開けて着ていました(笑)。今は、気持ちを満たしてくれるコートが一着あれば十分。変なこだわりがなくなって、服選びが楽しくなった気がします」

_MG_0899
そして、こちらのコートを着て内田さんがいちばん驚いたのが、ウール素材のなめらかさとやわらかさだそう。通常コートに使われるものより、かなり上質なウールを贅沢に使っているので、さわり心地が抜群で、とても軽いのです。また、白コートはブロンズカラー、黒コートはシャンパンゴールドと、裏地のカラーリングも素敵。あえて袖口を折り返してアクセントにするのもいいですね。大きめのポケットも、うれしいポイントです。

_MG_0851
黒いコートを主役にした着こなしは、やや重たい印象になってしまいがちです。そこで内田さんが合わせているのが、小さなかごバッグ。こういう“外しアイテム”をプラスすると、とたんに抜け感が出て軽やかになりますね。「持つバッグは、年々小さくなってきている気がします。重たい荷物を持つ体力がなくなってきたというのもありますが(笑)、ロング丈の服を着ることが多くなったので、コンパクトなバッグのほうがバランスをとりやすいのです」

_MG_0859
普段着にもおめかし用にも活躍してくれそうな、特別感のあるコート。ぜひこの冬の着こなしに取り入れてみてくださいね!


photo:大森今日子


→その他の内田彩仍さんの記事はこちらから

Profile

内田彩仍

Ayano Uchida

福岡県在住。夫と愛猫・クリムと暮らす。ていねいな暮らしぶりや素敵な着こなしが注目を集める。主な著書に『季節の暮らしと服支度』がある。10月11日には新刊『いとおしむ暮らし』(ともに主婦と生活社刊)が発売される予定。

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

ページトップ