ウールのインナーを味方にして 「ふたつの月」平松朋子さんの冬コーデ【前編】

ナチュリラ
2019.01.02


「組み合わせが難しそうで、重ね着はちょっと苦手」という平松さん。極寒の真冬以外は、トップス+ボトムにアウターや大判ストールをはおるだけの、シンプルなコーディネートが中心です。そのため、意識しているのは、それぞれのアイテムのシルエットの美しさ。身につけたとき、すっきりと軽やかに見えるものを選ぶようにしています。

とはいえ、重ね着をせずにこの季節の寒さを乗り切るのは難しそうですが……。平松さんがシンプルな着こなしで、冬を心地よくあったかに過ごせる秘密。それはインナー選びにありました。

「数年前からウールのインナーを愛用しています。もともとは肌が弱いことから天然素材のインナーを探してウールに行き着いたのですが、着てみるとこれが本当に暖かくて。伸縮性があるので着心地がよく、肌ざわりもなめらか。素肌に着てもチクチクしないんですよ」

hira0419
肩にかけた白い大判ストールは、手紡ぎ手織りで作られたやわらかな一枚。ニットの下にウール素材のインナーを重ねているので、初冬ならこれで十分暖か。ストールに合わせて、ニット帽、パンツ、足元のスニーカーにも白を選び、すがすがしく軽やかな冬コーデに。

hira0351
「ザ・コンランショップ」で見つけたブランケットをコート感覚で。しっかり厚手だからラフにはおるだけで形が決まりやすく、ワンピースなどシンプルな着こなしのとき、シルエットにニュアンスを出せるのもいいところ。フリンジの白をさりげなく効かせて。

hira0190
真夏以外は通年、ウール100%のタンクトップとレギンスをインナーに。暖かいのはもちろん、通気性があるので暖房で汗をかいてもサラリとして快適。数年前から「ヨハ」のものを愛用し、最近「無印良品」でも安価なものを見つけ、買い足したそう。

→後編へ続きます

「ナチュリラvol.44」より photo:宮濱祐美子 text:福山雅美

→「ふたつの月」の作品はこちらから

 

Profile

平松朋子

Tomoko Hiramatsu

「ふたつの月」主宰。フラワーショップに勤務後、フラワースタイリストとして独立。季節の定期便などのオーダーやレッスンが人気。現在は1 歳の息子さんの育児真っ最中でもある。
http://futatsunotsuki-hana.com/

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

ページトップ