美人の魔法 vol.2 ~ルノンキュル 木村牧子さん

パーソナルスタイリスト木村牧子の美人塾
2016.06.14

vol.1はこちらから

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とりあえずうわっ面だけきれいに体裁よくしておくのって一番簡単と思うでしょう?

いえいえ、実はとっても難しいのです。

 

若いころはだれだってうわっ面のおしゃれから入りますよね。キャッチーで旬なものに身を包む楽しさや高揚感。自分の個性も内面も世の中のルールも、そこではあまり問題になりません。神様の魔法が残っている若い頃はそんなことおかまいなしに、キラキラと輝けるものです。

 

でも大人にはそれはもう無理。

 

歳を取るほどに、おしゃれは単なる装飾から、内面の充実度の投影へと変化していくからです。自分と他人両方を、丁寧に扱い、幸せにしているかどうかは外見に表れます。

 

その一方、自分の外見をきれいにすることは、老化の後押しや生活のあれこれとともにだんだん大変になっていきます。子育てや仕事でそれどころではなく、おろそかにしてしまう時期もあるでしょう。おしゃれのときめきもメリットも若い時ほどあるわけじゃなし。

 

そんなめんどくさいことはやめてしまえば楽チンだな。そういう岐路に何度も立つ私たち。

 

だからこそ、私が美人と感じるのは、自分の個性や老化や他人といっためんどくさいことと向き合った上で楽しんじゃえる人。必要やメリットがなくても、自分の生き方のひとつとして外見も大事にしている人。

 

そういう人は、誰も見ていないかもしれない背中をしゃんと伸ばし、誰に対してでも口角をきゅっと上げています。

 

もちろん、楽ではないし、自分しか見ていないことだけれど、美人になれる一番の魔法がこれじゃないかな。

 

もしかしたら生まれながらの神様にもらった美人の魔法よりも、歳を重ねてた自分にかける魔法のほうが、ずっとずっと素敵な魔法なのかもしれませんね。

 

 

第1回「コンプレックスにこそ原石がある」はこちらから

第2回「歳相応は私が決める」はこちらから

第3回「自分を教えてくれる服」はこちらから

第4回「おしゃれとお金のほどよい関係」はこちらから

第6回「そのおしゃれは諦めて」はこちらから

Profile

木村牧子

Kimura Makiko

「ルノンキュル」主催。関西学院大学卒業後、全日本空輸㈱で国際線CAとして勤務。退職後に転身し、子供の頃から夢だったデザインの道に進む。10数年間グラフィックデザイナー、テキスタイルデザイナーとして色や素材に関わる中で、「装い」や「色」が人の生きるパワーや自信と深く関わることに強く興味を引かれる。色彩学、心理学を学ぶうちに、「見た目」を通して人の内面、生き方を前向きに元気にさせる仕事をしたいと思うようになり、パーソナルスタイリング、イメージコンサルティング、パーソナルプロデュースの仕事を開始。現在は平日はデザイナー、週末はイメージコンサルタントとして活躍中。

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