自分を知った大人服 杉本美紀さん 飲食店勤務

大人になったら、着たい服
2016.06.21

古着をさらりと格好よく。

おしゃれも生き方も

頑張りすぎないのがいい

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「セントジェームス」のボーダーTシャツがズラリ。ブルーの軍パンが何本も。そのほかスニーカーやバッグなど、杉本さんのワードローブは、同じようなアイテムがいっぱい。

「毎日似たような格好ばかりですね~」と笑います。

あれもこれもと欲張らず、あえて「ストライクゾーン」を狭くして、本当に自分らしくいられるものだけを組み合わせる。それが杉本さんのいつものおしゃれの基本のよう。

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18歳のころに働いていたジーンズショップで、古着のことを教えてもらったそうです。

「たとえばデニムなら、同じモデルでも、今と昔では、生地の色の落ち加減やステッチの色などが微妙に違います。学校での歴史の勉強は苦手だったのに、洋服の歴史を知るのは、なぜか楽しかったなあ」

アメカジ全盛だった若いころを経て、歳を重ねにつれ、ややきれいめのヨーロッパの古着を着るようになりました。

「どれとどれを組み合わせるかは、毎朝直感で選ぶから、気がついたら上も下もブルーだった、なんてことも(笑)。でも、それはそれでいいかなと思って」

ただし、靴はきちんと手入れが行き届いていなくちゃイヤ。「セントジェームス」のTシャツは新品を選び、洗ってぎゅっと縮んだ小さめを着るのが好き、などと譲れないポイントも。

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そんな杉本さんのおしゃれは、とことん自分仕様でした。誰かに見せるためでなく、自分が気持ちよければそれが一番!

「おじいちゃんっぽい洋服が好きですね。まだ、物がそんなに豊かでなかった時代、1枚を大事に長く使い続けていたころの洋服が好きかなあ」と語ります。

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今は、高知でも知る人ぞ知る老舗居酒屋で働いています。

 「洋服と同じぐらい、おいしいものを食べたり飲んだりすることが好き。私ね、何者かにならなくちゃ、みたいな意識はないんです。ただ好きなことをずっとしていたい。それだけかな」

自分の心に素直に、装いたいように装う。そんな杉本さんと話をしていると、格好いいことは、さりげないことだと教えられた気がします。

 

『大人になったら、着たい服 2016春夏』より抜粋

撮影:和田直美 取材・文:一田憲子 撮影協力:美容室「balle」

 

Profile

杉本美紀

Miki Sugimoto

ジーンズショップ、雑貨店勤務を経て、現在は飲食店で働いている。おいしいものを食べることと、古着が大好き。休日には友人たちとともに古着店めぐりを楽しむ。

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