混ぜ混ぜすると、どんな味?「コブサラダ」レシピ

中村奈津子さん『ミックスサラダ』より vol.1
2017.04.10

彩りのよいサラダで食卓も春模様に!

春爛漫ですね。新生活や習い事を始めた人、衣替えやお部屋の模様替えで気分転換した人、子どもの学校行事で忙しい人…、いろいろな変化を積極的に楽しみたくなる季節です。食卓にも、新しいレシピを加えてみてください。今週ご紹介するのはサラダ。カラフルな食材を使って、混ぜていただくミックスサラダは食卓が華やぐうえに、お腹の満足度も十分。
東京・銀座の名門料理教室、田中伶子クッキングスクール校長で、海外生活も長い中村奈津子さんの書籍『ミックスサラダ』(今年3月発売)に載っている、おもてなしにも使えるおしゃれなメニューのレシピを、毎日1つずつご紹介しますね。ぜひこの春の新定番に!

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「ミックスサラダ」と聞くと、葉野菜のレタスかキャベツの上にトマトやキュウリがのった皿を思い浮かべる人が多いかもしれません。そんな定番ももちろんいいけれど、新刊本『ミックスサラダ』で中村奈津子さんが提案したのは、主食になるサラダ。

「肉や魚介、卵、乳製品、豆類などを野菜と組み合わせて、タンパク質もしっかり摂れるメニューです。ニューヨークで暮らしたときに、デリにズラリと並んだ世界各国のサラダを食べ尽くし、食材とドレッシングのベストな関係を体感してきました」。

組み合わせだけでなく、混ぜ方もいろいろ。

●マカロニサラダのように「和えてから器に盛るもの」
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●タリアータサラダのように「食べるときに混ぜるもの」
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●フムスのようにミキサーなどで「撹拌して作るもの」
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●ゼリー寄せのように「ひとまとめに成形するもの」
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混ぜることで味にどんな奥行きが生まれるのか—口に含む期待感が高まるのが、ミックスサラダです。

 

その中から今日は、「コブサラダ」のレシピをご紹介します。

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コブサラダ

レストランのオーナー・コブさんが残り物で作ったのが始まりといわれるサラダ。具材を細かく切った野菜や肉にチーズ、卵も加わり、サウザンアイランドドレッシングもからまるコクのある味。栄養バランスがよく、ボリューム満点です!

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【材料(2人分)】
アボカド…1/2個 → 1cm角に切り、酢をかけておく
酢…少々
トマト…中2個 → 6つ割りに切る
グリーンカール…1~2枚 → 一口大にちぎる
ベーコン…2枚 → 1cm四方に切る
ゆで卵…1個 → 乱切りにする
ブルーチーズ…40g → 1cm角に切る
サウザンアイランドドレッシング(以下参照)…大さじ3

【作り方】
1 フライパンを油をひかずに熱し、ベーコンを中火で炒める。
2 器にグリーンカールを敷き、それ以外の具材をそれぞれ縦に彩りよく並べる。
3 サウザンアイランドドレッシングをかけ、全体を混ぜ合わせていただく。

サウザンアイランドドレッシング
【材料(約1/2カップ分)と作り方】
たまねぎ(みじん切り)…大さじ1
にんにく(みじん切り)…少々
マヨネーズ…75g
ケチャップ…大さじ1と1/2
レモン汁…小さじ2
塩…小さじ1/4
こしょう…少々

→ すべての材料を泡立て器でよく混ぜる

 

photo:公文美和

←その他の中村奈津子さんのレシピはこちらから

『ミックスサラダ』中村奈津子著 主婦と生活社刊 定価:本体1200円+税

Profile

中村奈津子

Natsuko Nakamura

50年以上続く東京・銀座の人気料理教室、田中伶子クッキングスクール校長。NPO日本食育インストラクター1級。わかりやすい講義、素材選びの確かさ、繰り返し作りたくなる味つけ、盛りつけの繊細さに定評がある。日本女子大学食物学科卒業後、ニューヨークのニュースクール、フィレンツェのラ・フォールアカデミーで学び、香港駐在中には中華料理も習得。食に関する国際的な知識と経験が豊富で、企業への食関連の商品開発アドバイスにも積極的なほか、テレビ番組のグルメコーナーにも多数出演中。本年3月に初の単独レシピ本『ミックスサラダ』(主婦と生活社)を出版。
田中伶子クッキングスクール http://www.tanakacook.com

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