極上のふわっふわ感! 「ふんわりかに玉」レシピ

1週間特集『和中華』
2017.06.27

堤人美さん『和中華』より vol.2

作りやすくて手軽なのに、食べたことのないようなおいしさへと導くレシピに定評のある、人気料理家・堤人美さん。雑誌やテレビ、書籍にとひっぱりだこの彼女が、満を持して提案してくれたのは、生まれ育った京都で子どものころから食べていた、ほっとする味わいの“和中華”でした。
「中華料理というと、たくさんの油やめったに使わない調味料など、おうちで作るメニューとしてはハードルが高いと感じる方もいると思いますが、この“和中華”は、しょうゆやみそなど、身近な調味料とフライパンひとつあれば、作れてしまうものばかり。初めて食べる味なのに、どこか懐かしくて、毎日たべたくなる味、そんなメニューばかりを集めました」
今週は6月23日に発売したばかりの『和中華』の中から、毎日1レシピずつご紹介します。
ぜひ、みなさんの食卓の新定番に加えてみてください。


ふんわりかに玉

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大好きな中華料理屋さんの味を、家でも作りやすいようにアレンジした一品。
ふわふわとした、おいしい卵焼きに仕上げるコツは、卵を溶きすぎないこと!
卵白のどろりとした状態がなくってしまうと、卵液がフライパンの中で
サラサラと広がってしまい、ふんわり感のないものに仕上がってしまいます。

【材料(2人分)】
卵 … 4個
かに缶(またはかにのほぐし身) … 80g
たけのこの水煮 … 75g ▶ 細切り
ねぎ … 1/4本 ▶ 縦半分に切り、斜めせん切り
しょうが …1/2かけ ▶ せん切り
塩、こしょう … 各少々
A・水 … 3/4カップ
 ・酒 … 小さじ2
 ・しょうゆ、片栗粉 … 各小さじ1
 ・鶏がらスープの素、塩 … 各小さじ1/4
サラダ油 … 大さじ1と1/3

【作り方】
1 卵をボウルに割り入れ、白身が残る程度に菜箸を立てて20~30回溶きほぐし、塩、こしょうを加えて溶き混ぜる。Aは混ぜ合わせてフライパンに入れ、中火で熱してとろみがつくまで煮立たせる。

2 別のフライパンにサラダ油小さじ1を中火で熱し、ねぎ、しょうがを入れてさっと炒め、たけのこ、かにを加えてしんなりするまで炒める。卵液に加え、ひと混ぜする。

3 2のフライパンをペーパータオルできれいにし、サラダ油大さじ1を強火で熱する。しっかり温まったら卵液を一気に流し入れ、木べらで真ん中から大きく混ぜる。全体がふんわりとまとまったら上下を返し、さっと焼いて木べらで4等分に切り分ける。器に盛り、Aをかけてしょうがのすりおろし少々(分量外)をのせる。

 

PHOTO:木村拓(東京料理写真)

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『和中華』堤人美著 主婦と生活社刊 定価:本体1380円+税

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Profile

堤人美

hitomi tsutsumi

料理家 生まれ育った故郷・京都で食べていた、毎日食べても食べ飽きない、ほっとする優しい中華を本書で提案。雑誌、書籍、テレビ、広告などで幅広く活躍し、誰でも作りやすく、手軽なレシピが人気を集めるほか、身近な食材で今までに食べたことのないおいしさへと導くアイデアにも定評がある。『ラクチンおいしい! こだわり麺』(講談社刊)、『1肉1野菜で作る! 主役級! 肉サラダ』(グラフィック社刊)など、著書も多数。

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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