品数が少なくても、スープがあれば大丈夫 ~スペイン風にんにくのスープ~

1週間特集『がんばりすぎないごはん』
2017.09.22

『がんばりすぎないごはん』の作り方 vol.5

かつては「一汁三菜」などと言ったものですが、今日、私たちにもはやそんな余裕はありません。そこでおすすめしたいのが、品数を減らす代わりに、スープを具だくさんにする方法。近藤さんの話題の新刊『がんばりすぎないごはん』より、家事や育児に悩むすべての人に捧げる、文章とレシピをご紹介します。

 

 私は宮城県の小さな田舎町で育ちました。海の幸山の幸が豊富に揃い、素朴だけれどとてもおいしい料理がたくさんありました。肌寒さを感じるようになると、東北の郷土料理の代表格、いも煮汁を作リます。東北の秋はこの汁から始まるのです。具だくさんでみそ仕立ての仙台風がもっともなじみ深い味ですが、牛肉を使うしょうゆ仕立ての山形風もとっても美味。そのせいでしょうか、わが家では汁ものが単なる脇役ではなく、具だくさんのものを作ることが多いのです。

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 焦って献立を考えているときに、いつも私を助けてくれるのはそんな汁ものの存在です。冷蔵庫に残っている食材で作れて、どんな料理にでも合わせられる万能選手。おかずがなんであろうと、具だくさんの汁ものを作れば、栄養のバランスもよくなるし、ちゃんと料理ができない自分を責めてしまうような気持ちも、少しは落ち着くような気がします。

 

スペイン風にんにくのスープ
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体調が冴えないときによく食べます。体がほかほかと温まり、元気が出ます。

材料《2人分》
ベーコン(薄切り) 2枚
長ねぎ 1本
にんにく 1片
バゲット 1/4本
卵 2個
パセリ(みじん切り) 適量
洋風スープの素(固形) 1/2個
塩 小さじ1/2
こしょう 少々
水 400㎖
オリーブオイル 大さじ2

作り方
1
ベーコンは1cm幅に切る。長ねぎは粗みじん切りにする。にんにくはみじん切りにする。

2
鍋にオリーブオイルとにんにくを入れて中火で熱し、にんにくが色づいてきたらベーコンと長ねぎを加え、全体に油が回るまで炒める。

3
水、洋風スープの素、塩、こしょうを加え、沸騰したら塩とこしょうを加え、沸騰したら卵を割り入れ、ふたをして弱火で3分ほど煮る。火を止めて手でひと口大にちぎったバゲットを加え、再びふたをして3分ほど蒸らす。器に盛り、パセリを散らす。

 

文/近藤幸子 撮影/福尾美雪

→その他の『がんばりすぎないごはん』レシピはこちら

→近藤幸子さん『重ねて煮るからおいしい』レシピはこちら

近藤幸子『がんばりすぎないごはん』(主婦と生活社刊)定価:本体1300円+税

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料理研究家だって日々の料理は大変! 2人の子どもを育てながら働く近藤さんの結論。「そうだ、前向きに手を抜こう」。時間も手間もかけない代わりに、たくさんのアイデアを込めました。毎日おいしい簡単料理、104レシピ。

Profile

近藤幸子さん

料理研究家。宮城県出身。料理教室「おいしい週末」主宰。料理学校、料理研究家のアシスタントを経て独立。2007年11月、『おいしい週末』(筑摩書房)を上梓。2度の産休・育休を経て、2014年から活動再開。家事や育児をこなしながら雑誌「LEE」などで活躍中。シンプルで気の利いた料理を好む。夫、長女、次女との4人暮らし。著書に『重ねて煮るからおいしいレシピ』(主婦と生活社)など。
おいしい週末Web http://oishisyumatsu.com

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