かたまり肉を焼くのがオーブン料理の醍醐味 ~塩豚のハーブグリル~

1週間特集『オーブン料理 とっておき』
2017.11.09

『オーブン料理 とっておき』のレシピで新発見のおいしさを味わう! vol.4


「暮らしとおしゃれの編集室」トップページで「きょうのレシピ」を掲載中の野口真紀さん。2児のお母さんとして日々作るごはんは、身近な材料を使って作りやすく、ほっとする味。
そんな、繰り返し食べたくなるおいしい料理に定評のある野口さんが、この10月に出版したのが、『オーブン料理 とっておき』です。
「オーブン料理って敷居が高いし、準備も後片付けも大変そう、という声もよく聞きますが、実はとっても手軽で、いいことずくめなんですよ。材料を準備すれば、あとはオーブンにおまかせなので失敗も少なく、焼き時間にもう一品作ったり仕事をしたり。いろいろな食材を並べて焼けば、ひと皿で栄養バランスが整うし、手間いらずなのに見栄えがするのも魅力です。何よりじっくり焼くことで素材のうまみが引き出され、おいしさも抜群になります!」と野口さん。
今週は、この本からおすすめのオーブン料理とおまけメニューをご紹介します。本の制作中、「“料理研究家”ではなく、“オーブン料理研究家”を名乗りたいくらい」と言いながら、試作に試作を重ねて、新発見のおいしさにたどり着いた野口さんのとっておきのレシピを、ぜひお試しください。


●オーブン料理にLet’s try

かたまり肉や一尾魚をダイナミックに焼き上げる1品は、おもてなし料理にもピッタリ。こんがり&ジューシーに焼き上ったお肉にナイフを入れる瞬間は、料理上手になった自分を誇らしく感じるかも。この塩豚のハーブグリルは、タイムやにんにく、塩などで香りと下味をしっかりつけてから焼きます。横半分に切ったにんにくは表面はカリッ、中はほくほくです。

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塩豚のハーブグリル

温度/180℃ 焼き時間/40~50分
※ガスオーブンの場合。電気オーブンの場合は10~20℃高めに設定を。
 機種により差が出るので、焼きが足りなければ、同じ温度で数分焼き足しを。

Before
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材料(2~3人分)
豚肩ロースブロック肉…500g
A|タイム…3~4枝
 |にんにく(薄切り)…2片分
 |塩…大さじ1/3
 |粗びき黒こしょう…適量
 |オリーブオイル…大さじ2
にんにく…2株

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下準備
・豚肉はキッチンペーパーで水けをふきとる。ジッパーつき保存袋にAを入れて混ぜ、豚肉を加えて袋の上からよくもみ込み、冷蔵庫で半日~3日おく。途中で再びもみ、味をなじませる。
・オーブンは180℃に予熱する。

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1 具材を切る
にんにくは皮つきのまま横半分に切る。

2 天板に並べて焼く
天板にオーブンシートを敷いて豚肉と1を並べ、180℃のオーブンで40~50分焼く。

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3 豚肉を切る
粗熱がとれたら1㎝厚さに切る。

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*盛りつけ
厚切りの塩豚のグリルに、エキストラ・ヴァージン・オリーブオイルをたらし、岩塩を少量ふって。グリルしたにんにくとタイムを添えていただくと、赤ワインがすすむ一皿に。


●オーブン料理に合うサラダ

焼き時間にもう一品作れるのが、オーブン料理のいいところ。お肉料理と相性のいい、簡単サラダをご紹介します。

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(左)いんげんとスナップえんどうのサラダ

レモンをきかせたさわやかな味。

材料と作り方(2人分)
❶いんげん・スナップえんどう各10本は筋を取り、一緒に塩ゆでする。
❷いんげんは食べやすい長さに切り、スナップえんどうは縦半分に割り、器に盛り合わせる。
❸玉ねぎのみじん切り大さじ1、レモン汁小さじ1、オリーブオイル大さじ1/2、塩・粗びき黒こしょう各適量を混ぜ合わせる。②に回しかけ、レモンのくし形切り1切れを添える。

(右)クレソンとカッテージチーズのサラダ

濃厚チーズとバルサミコ酢で風味よく。

材料と作り方(2人分)
❶クレソン1束は食べやすい長さに切って器に盛る。
❷①にカッテージチーズ大さじ3を散らし、塩・粗びき黒こしょう各適量をふり、バルサミコ酢・オリーブオイル各大さじ1を回しかける。


撮影/寺澤太郎

←その他の野口真紀さんのレシピはこちらから

野口真紀著 『オーブン料理 とっておき』(主婦と生活社刊)定価:本体1350円+税

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家族4人の食卓にオーブンで焼いた料理を頻繁に登場させている料理研究家・野口真紀さんのレシピは、しみじみおいしいママの味。ブロック肉や一尾魚をダイナミックにグリルするものや、お酒を片手に焼き立てをパクッとつまみたくなるおつまみ、野菜やフルーツの素朴なおいしさをそのまま味わうメニューなど、日々のおかずにもおもてなしにも喜ばれるオーブン料理ばかり。本をめくれば、おいしそうな料理写真に添えられたレシピが、「下ごしらえする」「並べる」「焼く」の3ステップだけで作れるという簡単さに驚くはず。どれも、素材のおいしさを新発見できる65品です。

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Profile

野口真紀

maki noguchi

料理雑誌の編集者を経て料理研究家に。現在は育ち盛りで元気いっぱいの2児の母でもある。家族の健康を思いながら作る料理は、どこか懐かしくて心が満たされる味ばかり。抜群の作りやすさも兼ね備えたレシピにはファンが多い。おしゃれでありながら自然体なライフスタイルも支持されていて、雑誌やテレビ等で活躍中。著書に『きょうのサラダ』『きょうのおつまみ』『きょうの一汁二菜』『きょうのごはん』(すべて主婦と生活社刊)など多数。

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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