角田真秀さんの「チーズとのりのお粥」レシピ

1週間特集
2018.03.30

角田真秀さんの「お店の料理と競わない、シンプルな家庭料理」vol.5
~ 家庭料理は「お店の料理と競わない料理」~


角田真秀さんは自身のレシピを「お店の料理と競わない料理」だと言います。技術や時間がなくても、誰もがおいしく作れる料理とは、いったいどんなものでしょうか。大好評の新刊『フライパンひとつで作る炒めもの、煮もの、蒸し焼き』『片手鍋ひとつで作る炒め煮、マリネ、スープ』(主婦と生活社)より、レシピを紹介しつつお送りします。



販売の仕事から飲食業界に転職したばかりのころ、先輩や知り合いのお店を食べ歩く日々が続きました。最初は目新しさに感動し、自分でもいろいろな料理に挑戦して評価されてみたいと夢見るようになりました。

ところが料理で人と競うことは私にとっては苦しみでしかなかったのです。技や手間を競うことよりも、自分が人に伝えたかったのはなんだったのだろうか?と、思いを巡らせたとき、「目の前にいる人がいつも笑顔になるような料理を作りたい」という答えにたどり着きました。

そのためには自分が無理をしてはならないのと思うです。いずれか一方にのみ過大な負担を求める幸せは、本当の幸せではありません。技術も実績もない人間にできる料理となると、素材の味を活かして素直に調味料を使うシンプルな料理です。ケータリングでお客様からの反応が良いのもそういったメニューが多かったこともあり、私に伝えられるレシピがあるとすれば、そういう料理なのだと気づきました。

家庭料理というと丁寧に出汁をとって作る煮ものなどが主流ですが、私が伝えたいのは時間がなくても気負いなく作れるメニューです。手の込んだものや珍しい料理は外食で楽しくいただき、家庭では思いたったらすぐに作れる気楽な料理を食べる。そのメリハリが暮らしをより楽しくしてくれると思います。

最後にご紹介するレシピは「チーズとのりのお粥」。なんとも素朴ですが、昆布だしと粉チーズの組み合わせが目新しく、小腹がすいたときや食欲がないときなど、わが家では登場回数の多いお粥です。ご飯は温かいものでも冷めたものでも構いません。水分をどんどん吸うので、温まる程度に加熱すれば大丈夫です。

 

チーズとのりのお粥
05

【材料(2人分)】
ご飯 200g
粉チーズ 大さじ1と1/2+適量
焼きのり 適量
だし昆布 3㎝四方
しょうゆ 小さじ2

【作り方】
1 鍋に水200㎖(分量外)と昆布を入れ、10分ほどおく。

2 1の鍋にご飯を加えて弱めの中火で熱し、ほぐす。煮立ってきたら粉チーズ大さじ1と1/2を加え、全体を混ぜる。

3 器に盛り、のりをちぎりながら散らし、粉チーズ適量をふって、しょうゆをかける。


撮影:三木麻奈 スタイリング:佐々木カナコ

←角田真秀さんのレシピはこちらから

角田真秀著『片手鍋ひとつで作る炒め煮、マリネ、スープ』

15141-1_s
(主婦と生活社刊 定価:1380円+税)

いつでも気軽に作れて自由自在にアレンジできるおいしい主菜と副菜のレシピ集。

 

角田真秀著『フライパンひとつで作る炒めもの、煮もの、蒸し焼き』
15140-4_s
(主婦と生活社刊 定価:1380円+税)

毎日無理なく作れていつのまにか料理上手になれる おいしいおかずのレシピ集。

Profile

角田真秀(すみだ・まほ)

料理研究家。東京・九段下で飲食店を営む父母の元に育ち、販売業、カフェ勤務、実家での修業を経て、フードユニット「すみや」を夫とともにスタート。ケータリングや企業向けのレシピ監修、料理教室の講師などを手がけながら、雑誌や書籍で活躍中。簡単で力強く、それでいて酢や柑橘果汁を巧みに使ってさわやかに仕上げた料理が、幅広い層から支持を得ている。著書に『フライパンひとつで作る炒めもの、煮もの、蒸し焼き』、『小さな片手鍋ひとつで作る炒め煮、マリネ、スープ』(ともに主婦と生活社)、『基本調味料で作る毎日の献立とおかず』(マイナビ出版)。
http://sumiya-nikki.blogspot.jp

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