日本茶の美味しさに驚愕!「大山製茶園」の「彼杵(そのぎ)茶」

今日のひとしな
2018.09.30

~ HOEK(フーク)より 特別編vol.7 ~

9月の「今日のひとしな」は特別編。人気ショップ4軒が再登場して、新たにラインナップに加わったアイテムをリレー方式でご紹介してくださいます。今週は、東京・表参道「HOEK(フーク)」からお届け!

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私の気分転換。そこにはいつもコーヒーがあります。お気に入りの豆を挽いて飲むのが日常で、私の鉄板のコーヒー豆は、家の近所にある、人気料理家なかしましほさんのお店「フードムード」に置かれている「coffee Kajita」の「foodmood blend」。飲みやすくって味わい深く、とても美味しいんです。

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時々こってりした深みを味わいたくなる日もあり、そのときは「オオヤコーヒー」の深煎りを、逆に酸味が欲しい時には、長野の古民家カフェ「YUSHI CAFE」の浅煎りブレンドが外せないお気に入りです。

ちなみに「YUSHI CAFE」は、以前長野に住んでいた頃のご近所さんだったのですが、オーナーが毎朝湧き水を汲んできて、自家焙煎の浅煎り豆で丁寧に淹れてくれます。望月という自然豊かな片田舎にあり、なかば常連さん専用となっているカウンターは、農作業姿のおじいちゃんおばあちゃんでいつも満席です(笑)。

ゆっくりとした時間の流れるアットホームなカフェで、お店のホームページすらありません(あえて作らないのだそう)。なのに、駐車場を見れば、遠方からのナンバープレートも並ぶ実力派の人気店。初めは酸味が苦手だった私も、東京に戻る頃にはその浅煎りの味が癖になっていました。一口飲めば、その土地の空気感がぱぁっと蘇る思い出の味です。長野に旅行に行かれる際は、ものすごくお勧めなので是非行かれてみてください。焼きたてのスコーンもとっても美味しいですし、近くにお肌がツルツルになる温泉もありますよ。

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さて、前置きが長くなりましたが、そんなコーヒー好きな私の気分転換時間に、最近、なんと日本茶が加わったんです。その名も「大山製茶園」の「彼杵(そのぎ)茶」。それが今日のひとしなです。

知ったのは、とあるイベントに出展した時のこと。大山製茶園さんも同じく出展されていたのが出会いでした。その場で淹れていただいたお茶は、旨味の凝縮した味で、素直に美味しく、感動したことを覚えています。

ですが、本当にその美味しさに気づいたのはそれからしばらくしてからのこと。その際購入した白折(茎茶)を1ヶ月ほど経った頃にふと思い出し、家で淹れてみたところ、あまりの美味しさに脳が一気に目を醒ましました。細胞に響いたといいますか、衝撃でした。突然に大ファンになってしまった私は、是非自分の店でも扱わせていただけたらと思い立ち連絡。飲食関係以外にはあまり積極的に卸をされていないとのことでしたが、「彼杵茶」は長崎県のお茶です。幸運でした。私の地元だったということもあり、色々なご縁が繋がってお取引していただけることになったのです。

「大山製茶園」は、祖父の家に向かう途中の、慣れ親しんだ海沿いに通る国道を曲がり、登っていくところにありました。山肌一面が茶畑になっていて、まるで別世界。地元だったのに、こんな場所があることは今までまったく知りませんでした。

茶畑からは海が望める場所も。とてもいい風が吹いていました。 

大正7年創業。大村湾を一望する標高330メートルの大自然に、肥料など土壌からこだわって栽培するという茶畑です。ここで作られるお茶は、九州北部から中部で多く見られる、茶葉がクルクルと丸まった「蒸し製玉緑茶」という種類。ふくよかな香りと、渋みを抑えたまろやかな味わいが特徴で、旨味と甘みを感じることができます。

思い返せば、彼杵(そのぎ)にある祖父の家で、従兄弟がいつも入れてくれるお茶が確かにいつも目が醒めるような美味しさだったんですが、聞けばそれも大山さんのお茶だったことが判明。従兄弟がお茶のソムリエの資格を持っているのが大きいかと思っていましたが、このお茶は、素人の私が入れてもとっても美味しい(笑)。

現在は4代目の大山良貴さんが担われており、2017年には長崎県茶品評会で「農林水産大臣賞」を受賞されたそうですが、代々受け継がれてきた由緒あるそのお茶園も、長年の生産技術と農業経営が評価され、先代は農林水産祭「内閣総理大臣賞」、「黄綬褒章」と数々の賞を受賞。そういえば、昨年、「彼杵茶」が全国茶品評会で日本一になったニュースも流れましたよね。

大山さんは、お茶畑を継ぐ前は、東京で音楽関係の仕事をされていたそうで、レコード盤がよく似合う風貌です。私も昔、音楽にハマった時期があり(その頃、私の頭はドレットでした、笑)、なんとも親近感。音楽は作物にも響く気がします。自然に溶け込んで美味しさに一役買ってくれているかもしれません。可愛い奥様と娘さんたち、そして、ベテランの3代目のご両親と共に、家族で愛情かけて作られていました。

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そして、丁度私たちが訪問した際には、アムステルダムからも来客中で、一緒に茶畑とお茶の工場を案内していただきました。聞けば4代目、今ではオランダや香港など海外でも精力的にプロモーションするなど、なんともグローバルに活動されています。

世界でも注目されるほどのこの日本茶。日本茶の効能は語りつくせぬほど多岐にわたり、健康面でも美容面でも飲みすぎない限り、体にとってプラスの効能が詰まっていますからね。このコラムを書きながらも日本茶の持つ力の凄さに驚かされながら、改めて日常に必要な存在だということを再確認しました。
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そしてこの度「HOEK」では、そんな日本茶を美味しく楽しめる道具の取り扱いも開始しました。お茶が一番美味しく淹れられるといわれている、古くから急須の名産地である常滑の技術を、惜しみなく注ぎ込んだ「東屋」の急須。無釉仕上げの滑らかな表面は、お茶を淹れ、掌で撫でるたびに艶を増していく、長く愛用できる道具です。

「平急須」のデザインは「機能美」と言うにふさわしい、美しく機能的なプロダクトを生み出す猿山修さん。平たく開口部が大きな「平急須(画像右)」は茶葉の出し入れがしやすく、かつ、茶葉が内部で十分に対流できるだけの空間が確保されています。茶こし機能は、陶板に細かな穴を空けて作った一体型。しっかりと茶葉を漉しながらも目詰まりしにくい、独自の構造です。

小型で、容量は少なめな「小急須(写真左)」は、新しい茶葉の味わいを試したり、時間をかけて玉露を作法通りに淹れてみるなど、日常使いの急須とはまた違った使い方を楽しめます。こちらはどちらかというと贅沢な道具かもしれません。でも、慌ただしい日常の中で、心の呼吸を取り戻すひとときのための手間と時間を愛する人に、ぜひ使っていただきたい急須です。

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また、お茶を十分に蒸らし、一滴残さず注ぎきるうえで重要なのが、蓋と本体がぴったりと閉まること。この急須は、蓋と本体をすりつける「蓋すり」と呼ばれる工程を加えて、その高い密閉性を実現しているんです。西洋のティーポットのように、取っ手が注ぎ口と反対側についている「後手」と呼ばれるデザインの急須は、取っ手の内側に指をかける突起をつけることで、利き手関係なく、どなたでも使いやすい形になっています。使い勝手も抜群です。

IMG_6352普段から日本茶を飲む方にも飲まない方にも、是非お勧めの「彼杵茶」と、機能美が美しい「東屋」の急須。是非、一度味わってみてください。この絶賛の意味がわかっていただけると思います。猿山さんデザインの「東屋」の茶海、「Syuro」の茶筒も合わせてお勧めいたします。


「HOEK」でお取り扱い中の「大山製茶園」のお茶

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「霧(きり)」
茶品評会用に選定している、仕立てからこだわった茶葉を使用。芽数を少なく芽重型に芽を出し一芯二葉で摘んでいます。毎年品評会出品したものを製造後低温熟成させたお茶と、サエミドリという甘みの強い品種とツユヒカリという甘みとコクが特徴の新品種をブレンド。
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「和(なごみ)」
東彼杵の霧深い山手で、長めに被服を行いアミノ酸を多く含ませ、八十八夜前後に摘み取ったヤブキタという品種をベースに、サエミドリという品種を独自ブレンド。70℃前後のお湯でゆっくり浸し、高原の香りとまろやかな甘みが楽しめます。

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「白折」
「白折(しらおれ)」は、日本茶の一種で玉露や煎茶の製造過程で取り除かれた「茎」の部分を集めたものです。「茎」独特の味がある「茎茶」の一種になります。旨味の凝縮された日常使いにお勧めの茎茶です。

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「SIX SENCE」
彼杵の茶畑を今になっている6つのお茶園の若い世代たちが珠玉の1銘柄ずつを出し合いパッケージした、その名も「シックスセンス」という商品。一つ一つのお茶の違いを楽しむだけでなく、ブレンドも楽しめるギフトに最適な商品です。


「東屋」茶道具
「Syuro」茶筒

←お店の紹介はこちらから

HOEK(フーク)

ヴィンテージ、プロダクトデザイン、ハンドクラフトなど様々な分野から、食器、インテリア雑貨、日用品、オブジェ、キッズアイテム、ファッションなどジャンルレスに紹介。「今日のひとしな」の執筆は、主に大井美代さん。ときどき大井智史さんも登場。

 

東京都渋谷区神宮前5-12-10 鈴木マンション406
TEL:03-6805-0146
営業時間:12:00~19:00
定休日:水、木曜
http://www.hoek.jp
最新情報はInstagram「@hoek_shop」にて

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