香川編vol.1 美術館の中にある光とやさしい色彩にあふれるカフェレスト「MIMOCA(ミモカ)」~「暮らしの設計室」福岡美穂さん

地元のおしゃれさんの わたしの街
2016.12.03

地元おしゃれさんが自分の住む街の、とっておきのお店を案内してくれる連載「わたしの街」企画。12月は香川編です。 ナビゲーターは、愛媛にある建築設計事務所に勤務する福岡美穂さん。仕事柄、“空間”の捉え方にこだわりあり! 前回の愛媛編につづき、この香川編でも、訪れるだけでも心地いい・気分の上がる素敵なお店をご紹介してくれます。

 

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photo&text:福岡美穂

 

 

こんにちは。愛媛で暮らしから住宅を設計する「暮らしの設計室」の福岡美穂です。

今回は、私が住んでいる愛媛県の隣にある香川県のお気に入りの場所をご紹介したいと思います。香川県と聞いて、まず、頭に浮かんだのが丸亀市猪熊弦一郎現代美術館でした。

 

香川県生まれの国際的画家・猪熊弦一郎の作品を収蔵した全国でも珍しい駅前にある美術館です。開放的で心地よい空間は、世界的建築家谷口吉生によるもの。猪熊作品を常設展示するほか、国内外の現代美術を中心とした企画展を開催しています。

 

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実は、ここは私の建築人生の原点とも言えるべき場所。前職の教員時代に初めて訪れた際に偶然、建築家展が開かれており、これまた偶然、谷口吉生氏が来館されていて偶然に偶然が重なって、画集にサインをしてもらいました! この美術館を設計した方が目の前にいらっしゃって、建築と人が=(イコール)になった瞬間でした。

 

もうすぐ、25年を迎える猪熊弦一郎美術館ですが、古さを全く感じさせない洗練された美しさがあります。生活感のない、無駄のない空間に惚れ惚れ。住宅建築にそっくりそのまま取り入れるのは難しいですが、光の扱い方などはとても勉強になります。

 

 

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そんな美術館には、素敵なカフェがあります。店内は、壁一面の窓とブルーの絨毯が広がる開放的な空間。Yチェアやイサム・ノグチのテーブルなど、猪熊氏と親交や関係のある選りすぐりの家具が並んでいます。

 

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店内には鳥のモチーフがいたるところに飾られています。猪熊氏の作品に鳥をテーマにしたものが多いからだとか。

 

 

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私のおすすめメニューは、ランチタイム限定の「いのくまの昼飯(1296円)」。この日は、鶏の竜田揚げにさつまいものきんぴら、青梗菜のすだち風味など秋を感じる献立でした。お吸い物が、ほっとするやさしい味付け。

 

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 シャキッとした野菜と雑穀米に身体も喜びます。月ごとに献立が変わるそうです(取材したのは11月でした)。

食後の珈琲とともに、スイーツもオーダーしました。このカフェの名物とも言える美術館の企画展とコラボした限定スイーツです。

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その名も「モンスターメメ」。運ばれてきた瞬間、インパクトのあるビジュアルに驚きました。ちょうど開催されていた金氏徹平氏の展覧会「メルカトルのメンブレン」とのコラボで、展覧会の頭文字“メ”を綿菓子とうどんのラスクで表しています。エキセントリックな色合いと造形が、おもちゃ箱をひっくり返したような金氏氏の作品に似ています。硬さの異なるゼリーの食感が口に入れるたびに面白く楽しくて! あっという間にぺろりと平らげてしまいました。

 

11月19日から2月12日まで、猪熊弦一郎展「私の履歴書 後編」の「東京/ニューヨーク」という企画展が催されています。今度は、どんなスイーツが生まれるのか? また訪れるのが楽しみです。

 

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カフェレストMIMOCA(ミモカ)
香川県丸亀市浜町80-1 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 3F

MAP:

TEL:0877-22-2340

OPEN:10:00 〜 18:00(L.0. 17:30)

定休日は年末12月25日から31日、および美術館の展示替え等による臨時休館日

http://www.cafemimoca.jp/

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