京都編 vol.14 さりげないディテールが光る「Mustard-3rd(マスタード・サード)」の洋服たち

地元のおしゃれさんの わたしの街
2017.10.14

京都在住ライター・大橋知沙さん

 

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photo&text:大橋知沙

 

 

一見「ギャラリーかな?」と思うような美しいしつらえに、つい足を止めてしまう、京都の小さなセレクトショップ「Mustard-3rd(マスタード・サード)」。ガラス張りのエントランスの向こうは、シンプルな内装に時計のオブジェや白い枝、ドライフラワーなどが飾られ、その中に、まるでこれから持ち主となる人を待っているかのように洋服たちがディスプレイされています。

 

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「susuri(ススリ)」「hatsutoki(ハツトキ)」「Au Garcons(オー・ギャルソン)」など、シンプルながらもディテールにひとクセあるブランドが並ぶこちらの店は、京都のおしゃれさんたちがこぞって通う隠れ家的存在。店主の高井大嗣(たかい・だいじ)さんはデザイナーさんたちとも親交があり、シーズンごとのブランドの変化や挑戦を見るのが楽しみなのだとか。セレクトするという立場ながらも、店での見せ方やコーディネート、ものづくりへの意見交換などを行いながら、一緒に作っているという感覚を大切にしているそうです。

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高井さん自身、ニット工場を営む実家に生まれ育ったこともあって、生地への愛着はひとしお。並んでいるアイテムも織りや色、質感の美しい布のプロダクトが中心です。また、高井さんのパートナーでもある手織作家「atelier KUSHGUL(アトリエ・クシュグル)」の作品もたくさん。糸や織り方によってガラリと印象が変わる手織りのストールをはじめ、オリジナルのバッグ、ポーチなども並びます。

 

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そのため、手織りの布と洋服などに使われている機械織りの布との風合いの違いを見比べて楽しむことも。薄くしなやかな布、ざっくりと厚く温かな布、美しい織りの模様に見とれる布など、それぞれに良さがあり、多彩な布の表情に驚かされます。

 

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「僕らにできるのは、空間や雰囲気を提案すること。お客様と洋服との出会いには、あまり言葉は必要がないかなと思っています。店主のおすすめではなく、プロダクトそのものを見て、自然と心惹かれてもらえればうれしいです」。そう話す高井さんは、いつも多くは語らず、お客様が自由に洋服を選ぶことができる時間を大切にしています。

 

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ショップの2階はギャラリーになっており、不定期でイベントや展示会などが行われます。「susuri」などの人気ブランドの展示会、受注会なども開催されるので、HPでぜひチェックを。さらに上階は「atelier KUSHGUL」の工房になっていて、織り機の音がトントンと心地よく響きます。

 

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布の持つ、自由で豊かな表情にふれながら、洋服との必然の出合いを楽しめる「Mustard-3rd(マスタード・サード)」。秋冬物が次々と入荷してくるこの季節、心惹かれる1着を探しに出かけてみてください。

 

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Mustard-3rd(マスタード・サード)
京都市下京区燈籠町588

MAP:

TEL:075-344-2455

水曜休

11:00〜18:00

http://www.mustard-3rd.com

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