京都編 vol,17 アンティークから作家ものの雑貨まで。空間ごと変化する一軒家ギャラリー「まゆらう」

地元のおしゃれさんの わたしの街
2018.01.06

京都在住ライター・大橋知沙さん

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photo&text:大橋知沙

 

 

下鴨神社にほど近い住宅街に佇む、一軒家ギャラリー「まゆらう」。この不思議な名前の空間は、展覧会やイベント開催時にだけそっと開かれる、隠れ家のようなギャラリーショップ。不定期の営業ながらも、アンティーク、陶器、アクセサリーや絵画など、企画によってがらりと印象を変える変幻自在な空間に引き寄せられるように、感度の高い京都の人々の注目を集めています。

 

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この日は、東京のインダストリアル家具の店「FER TRAVAIL(フェール・トラバイユ)」がリメイクした和の古家具「鐵(くろがね)-Le kurogane-」の展覧会中。和箪笥や小引き出しなどが鉄やデットストックのパーツなどで補修・補強され、オリエンタルながらも工業系のストイックさも持ち合わせた、不思議なたたずまいに変身していました。あちこちに飾られたリースやスワッグは、少しビターな表情が魅力の「atelier cabane(アトリエ・カバンヌ)」のもの。

 

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帽子やアクセサリーなどの服飾雑貨の展覧会もあれば、お菓子やパンなどの作り手も交えたマルシェ、画家による似顔絵ドローイングなどが開かれることも。多彩な企画の仕掛け人となっているのは、店主のばばようこさん。2015年まで「alpaca(アルパカ)」という子ども服とアンティークの店を営んでいましたが、3児の母でもある自分のライフスタイルを見つめ直すうち、「不定期でも、より自由に発信できる場所を」との思いから、新たな場所で「まゆらう」をオープンしました。

 

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「『アルパカ』は、子育てしながらも自分の感性を大切に、もの選びやもの作りをしている人を応援したくて始めたお店です。すると、京都で作家活動をしている子育て中の女性が次々と集まってきてくれて……。店の奥の部屋でギャラリーをはじめたことが、まゆらうの活動の基盤になりました」

 

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そう語るばばさんが、展覧会を企画するうえで大切にしているのは、「自分自身が本当に欲しいと思えるものだけを置くこと」。毎日オープンしている「店」ならば、どうしても品揃えの豊富さが求められるのですが、「まゆらう」ではこの空間と世界観がすべて。ばばさん自身が心から好きと思える作品だけで空間を彩り、その世界観を楽しんでもらうことで、訪れた人と共感の輪が広がります。

 

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そんな「まゆらう」の1月の企画は、親交のあるクリエイターやおしゃれママたちによるフリーマーケット。日程や内容はインスタグラムで随時更新されるので、ぜひチェックしてみて。世界遺産でもある下鴨神社・糺の森(ただすのもり)や鴨川デルタ、叡山電車に乗って一乗寺方面に足を伸ばすなど、付近の散策も合わせて楽しんでみてください。

 

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まゆらう

MAP:

京都市左京区下鴨松ノ木町64-19

TEL 090-7210-9926

11:00〜17:00(展覧会・イベント開催時のみ営業)

https://www.instagram.com/mayurau/

 

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