高崎・前橋編vol.1 季節のフィリングがギュッと詰まったスコーン「ヤマワラウ」

地元のおしゃれさんが 案内する 小さな旅
2019.03.02

「matka (まとか)」吉井美晴さん

こんにちは。群馬県高崎市で「matka(まとか)」という作家ものの器を扱うお店を、夫と二人で主宰しております吉井美晴です。昨年は朝ごはんコラムを書かせていただきましたが、今回は私の暮らす街・高崎と、お隣の街・前橋のお出かけ情報を、全4回にわたってご紹介させていただく事になりました。都心からは電車でも車でもじつは1時間ほどの距離。ぽっかり空いたお休みに、のんびりとお出かけいただけますと嬉しいです。

 

photo:吉井淳一 text:吉井美晴

 

JR高崎駅から歩くこと10分。市街地から外れ、こんな住宅街にお店が?と不安になる場所に「ヤマワラウ」は現れます。オーナーの伊藤さんが、一人でお店に立つマフィンとスコーンのお店です。真っ白な壁に淡いブルーグレーをアクセントにした外観。お店の名前「ヤマワラウ」は、春の山の新芽が芽吹き、キラキラと明るく笑って見える様子を表現した春の季語。そんなお店になれたら、との願いが込められているそうです。

 

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2015年にオープンされた「ヤマワラウ」は、古い三軒長屋の内の一軒をリノベーションしたお店。このリノベーション、ロゴマークのデザインは「matka(まとか)」のデザイン部門である夫が担当させていただきました。可愛らしさの中に凛とした雰囲気をまとった伊藤さん、彼女のイメージに添わせたインテリアです。

 

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店内のあちらこちらに、伊藤さんが集めて来た小物や家具たちが心地いいバランスでちりばめられ、お店の雰囲気を更に気持ちのいいものにしています。

 

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店内にはパリ生まれのプロダクトブランド「PAPIER TIGRE(パピエ ティグル)」のアイテムも並んでいて、美味しいものと一緒に雑貨や器のお買い物も楽しめるのは嬉しいポイント。

 

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ショーケースの中には焼きたてのマフィン、スコーン。おやつ系の甘いものと、食事系の甘くないものの両方が揃います。掌いっぱいのボリュームあるマフィンは、季節を感じさせるフィリングがギュウギュウに詰まっていて、あれもこれもとつい欲張りたくなってしまうのです。「matka(まとか)」のお客様でも「ヤマワラウ」さんの焼き菓子ファンの方は多く、ご自分のおやつや、手土産にと足繁く通う方も多いようです。売切れ次第で閉店してしまうので、沢山のメニューから選ぶにはお早めの来店が安心かもしれません。

 

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ボリュームあるマフィンと並んで、私が大好きなメニューは大吟醸酒粕スコーン。焼きたてのスコーンはカリッとした食感に、しっとりとした生地、上品な酒粕の香りを楽しめます。この日は自家製ドリンクメニューの、ホットゆずみかんをテイクアウトして「matka(まとか)」でおやつタイムを。暖かな季節には、近くの公園でお花見しながら、なんて楽しみ方も良いかもしれませんね。

 

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昨年お子さんを出産されたばかりの伊藤さん、現在は不定期で営業中ですので、SNSで営業日のチェックをしてからお出かけください。

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ヤマワラウ

MAP:
群馬県高崎市若松町2-11
JR上越新幹線高崎駅・JR高崎線高崎駅より徒歩10分
TEL: 027-381-5028
営業時間:11:00〜18:00(売切れ次第閉店)
営業日はinstagramにて発信

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