名古屋編 vol.1 愛情と栄養たっぷりの昼ごはんをお目当てに「cafe garite」 ~フリー編集者・こんどうみきさん

地元のおしゃれさんが 案内する 小さな旅
2016.06.04

地元おしゃれさんが自分の住む街の、とっておきのお店を案内してくれる連載「地元のおしゃれさんが案内する小さな旅」企画。中部地方の方、お待たせしました! 6月は名古屋編です。ナビゲーターは、名古屋を拠点にフリーの編集者として活動し、リトルプレスの発行人でもある、こんどうみきさん。秘密にしておきたい穴場店や、この季節ならではのおすすめ店などを4回にわたってご紹介。名古屋を存分に楽しめる素敵なお店ばかりですよ~。

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photo&text:こんどうみき

 

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はじめまして、こんどうみきです。仕事柄、たくさんのお店へ取材に行きますが、とりわけ店主の方が一人で営んでいるような、小さなお店に惹かれます。好きなものやこだわりが詰まっていて、それをじっくり見たり味わったりしながら、ゆったりと過ごさせてもらえる場所。この「cafe garite(カフェ ガリテ)」も、まさにそんなお店のひとつなんです。

 

こぢんまりとした佇まいなので、うっかり通りすぎてしまわないようご注意を。

 

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扉を開けると、シンプルながらかわいらしい空間と、これまたかわいらしい店主の水野沙織さんが迎えてくれます。

 

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テーブルが3卓と、カウンターが5席。もとはお蕎麦屋さんだったという物件を、信頼できる大工さんの力を借りて自分好みに改装したそう。珪藻土を塗った壁や古材などで作られた家具が、温かな雰囲気を醸しています。

 

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カフェのキッチンを覗くのは楽しいもの。タイルの質感が素敵だなぁと思ったら、この長屋が建てられた数十年前のものだとか! 古いものを上手に活かした空間は、なんだか友人宅のように親しみやすくホッとします。

 

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そして、お目当てのランチがこちら。メインは2種類から選べ、この日は北欧風ミートボールを。ヨーグルト入りのブラウンソースだけでも美味、コケモモのジャムを添えても美味! 3種類の副菜は苦手なものがなければおまかせで、この日はひじきのヘルシー和え、おからのサラダ、ナスのカポナータでした。メニューは週はじめに替わるそう。

「母が料理上手だったからか、気づくと私も料理が大好きになっていました。お店のメニューは家庭料理に+αの工夫をしている感じかな。食材は馴染みのあるものでも、組み合わせや調理法を変えたりして、ちょっとだけ特別な味になるよう心掛けています」と沙織さん。

なるほど、この日もひじき和えにレモンの皮が潜んでいたり、おからにベーコンやレーズンを混ぜてあったりと、思わず真似してみたくなるアイデアが。でも決して斬新すぎず、家庭的なやさしい味わいが魅力です。

一人で営んでいて昼どきは忙しそうなのに、一品ずつ小さな器で出してくれる心遣いも嬉しくて。栄養のバランスも考えられていて、丁寧さが伝わってきます。

 

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ランチにはデザートもつきます。この日はポピーシードのシフォンケーキと、ミルクラムプリンのベリーソースがけ。お菓子の種類を増やすのが目下の目標だとか。

 

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追加料金でドリンクも。いちばん人気は、濃いめに煮出すというチャイ。これからの季節はアイスチャイもいいですね。

 

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じつは子育て中の沙織さん。そのため、週末定休で営業時間も短いけれど、訪れたならお腹も心もたっぷりと満たしてくれる穴場カフェです。毎週ランチを楽しみに通っているという常連さんや、ご近所のおじいちゃんおばあちゃんの姿があるのも納得。そうそう、寄り道には二軒隣にあるお菓子屋さん「Biscuiterie Gourmandise」もおすすめですよ。

 

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cafe garite(カフェ ガリテ)

MAP:

愛知県名古屋市千種区鹿子殿9-3

☎052-763-8900

11:30~15:30

日・月曜、祝日定休

※土曜日は不定休、臨時休業あり

http://garite817.blog.fc2.com

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