「山田工業所」の打ち出しフライパン TARO ~cotogoto(コトゴト)より vol.6~

今日のひとしな
2016.08.06

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「業務用」って響き、いいですよね。
何事もカタチから入りがちな自分としては、業務用の無駄のないデザインはたまりませんし、なにより、プロが使うってことで、ヘタな小細工(?)がなされていない、直球勝負な作りにソソられます。さらに使い込んで凹んだり、少し焦げ跡が残っていたり、鈍く黒光りしていたり、そんな味わい深い佇まいになればなおのこと。一生をかけて共にしたい道具になります。
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このフライパンを作っている「山田工業所」の鍋は、なんと横浜中華街にある中華料理屋さんのシェア80%! つまり10軒に8軒が山田さんのフライパンを使っているということ! フライパンを作り続けて半世紀以上。品質の信頼については申し分ございません。

さて、では自分の力量でそこまで使いこなせるのか!? 正直なところ、こちらのフライパンはちょっとドキドキしながら買いました。ところが、フライパンをコンロの上に置いた瞬間から、「いい感じ」がしたのです。

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まず、とても軽い。そりゃプロの料理人がブンブン振るフライパンですから当然なのですが、山田さんのところでは日本で唯一の「打ち出し製法」を採用。鉄板を数千回も叩きあげながら成型していくので、なんと板厚1.2mm! 
さらに、叩くことで鉄の分子が細かくなって強度が増し、油のりもよくなるのです。しかも一枚の鉄を打ち出しているため、丈夫で長持ち。
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そして、最大のポイントは「持ち手」。素手では絶対に持てないような風貌ですが、実はこれ、持てちゃうんです。持ち手のみ「チタン」が使われているため熱くなりにくいのです。とはいえ、ある程度熱したら素手は無理でしょう、と思いきや、ぜんぜん大丈夫! もちろん、まったく熱くならないというわけではありませんが、素手で持てる程度です。
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というわけで、素手で持ち手をしっかり握って、ひょいひょい野菜炒めをあおれます。感動!

前述のとおり薄いので、熱の伝わりも良く、素材の食感を活かしつつ、素早く調理ができます。強火でザッと炒めてザッと器に盛れば、ちょっと腕があがったようないい気分。
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使い終わったあとは、ザッと洗って、空焚きします。鉄は水に弱いので、自然乾燥や布で拭いたりせず、もう一度火にかけ完全に水滴を蒸発させ、冷めたらうすーく油を塗っておしまい。サッパリ!

あとは料理の腕前をあげるのみ。使って使って使いまくって、カッコよく育てていこうと思います。


打ち出しフライパン TARO(山田工業所)
21cm:9,000円(税抜)
24cm:10,000円(税抜)
27cm:11,000円(税抜)

cotogoto(コトゴト)

炊事や洗濯、掃除といった家事の道具が並ぶお店。日本の素材を使い、四季のある風土や暮らしの中で使いやすいよう丁寧に作られたアイテムをラインナップ。「今日のひとしな」のコラム執筆は、店主の涌井玲子さん。

東京都杉並区高円寺南4-27-17-2F
TEL:03-3318-0313
11:00~20:00 無休
http://www.cotogoto.jp

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