「野田琺瑯」のバットと「仔犬印」の角バット ~cotogoto(コトゴト)より vol.19~

今日のひとしな
2016.08.19

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私が「バット」を使うとき、用途はいつも、ひとつではありません。

まずは切った食材を置いておくために使い、次に直火にかけて調理をし、続けてバットごとオーブンやグリルに入れて焦げ目を付け、でき上がったら食卓にそのまま出して器として使い、余ったらそのまま冷蔵庫もしくは冷凍庫に入れる保存容器として使います。
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これは野菜のグリル焼きやグラタンの場合の使い方ですが、ひとつのバットで5役。おかげで洗いものがかなり少なくて済みます。

というわけなので、私は、冷凍保存から直火やオーブン調理まで可能な、「野田琺瑯」の琺瑯バットを愛用しています。

見た目も真っ白で、ちょっとぽってりしていて、なんだかかわいくて、どのシーンで使っても様になる、お気に入りの暮らしの道具です。
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一方、わりと料理がキライじゃないうちの主人は、バットを純粋にバットとして使います。ほんの少しの野菜も切ったらすぐにバットにのせます。そして使い終わったらシンクにポイ。すぐに洗えばいいのに、それはできないようで、料理が終わるとシンクの中は洗いものの山です。もちろん、洗いものは私の担当です。いえ、怒っていません。作ってくれるだけでもありがたいと思わなければ。
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というわけで、主人が使うバットは、新潟の燕市で業務用のキッチンツールを多く手がける「本間製作所」のブランド「仔犬印」のステンレスバット。やはり男性は「業務用」という響きに弱いらしく、ちょっと無骨なステンレスの感じがいいそうで、プロの料理人のごとく、バットをたくさん使いたがります。
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でも、裏返すと、「仔犬印」の小さなロゴマークがちょこんとついているんです。これ、犬と言われれば犬ですが、宇宙人と言われれば宇宙人にも見えるマークで、なんともゆるくてかわいいのです。たとえ洗いものが多くても、これを見ると「まあいいや」と気が緩みます。
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気に入った道具を使って料理をすることって、ホントに大事だと思うんです。やっぱり毎日のことだから、面倒くさいと思う日だってたくさんあります。それでもお腹はすくからごはんを作る。食べる。洗いものがたまる。洗う。仕舞う。その繰り返し。
 
その繰り返しのモチベーションになるのは、一緒に食べてくれる人の笑顔とか健康とか美容とか、美味しさの追求とか……いろいろありますよね。でも、台所仕事で最初から最後まで並走してくれるのって、道具たちだけなんですよね。キッチンの道具はどんなときにも一緒にがんばってくれる同志だと思うんです。

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だから、どんなにささやかなものでも、心から気に入った物を選びたい、と思っています。そして一度迎え入れたなら、死ぬまでずっと一緒にがんばっていきたいと思うのです。ちょっと大げさですけれど。

 

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バット(野田琺瑯)
手札900円~(税抜)
 

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角バット(仔犬印)
40枚取850円~(税抜)

cotogoto(コトゴト)

炊事や洗濯、掃除といった家事の道具が並ぶお店。日本の素材を使い、四季のある風土や暮らしの中で使いやすいよう丁寧に作られたアイテムをラインナップ。「今日のひとしな」のコラム執筆は、店主の涌井玲子さん。

東京都杉並区高円寺南4-27-17-2F
TEL:03-3318-0313
11:00~20:00 無休
http://www.cotogoto.jp

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