鍋つかみがなくてもOK。「柳宗理」の両手鍋

今日のひとしな
2016.08.29

~cotogoto(コトゴト)より vol.29~

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日本を代表するプロダクトデザイナー・柳宗理先生のお鍋をこんなに酷使していいのか、というくらい、このお鍋はほぼ毎日使っております。カレーに煮物、豚汁、パスタや素麺を茹でるとき、などなどなど。ほとんど仕舞うヒマがないくらい、ヘビーユースしているお鍋です。

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やっぱり持ち手とかフタの取っ手が樹脂っていうのは、なんだかんだ言って、便利なのですよ。吹きこぼれそうになったとき、すぐに素手でフタをつかめるし。ハンドルだって、ちょっと移動させたいってときに、いちいち鍋つかみを使うのは面倒。樹脂だったら、そのままひょいっと持ててしまうわけです。

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そして、なによりステンレス製であるということ。ステンレスの最高にいいところは、何よりお手入れが楽! ということに尽きます。特になにも気にする必要はなく、洗剤を付けてゴシゴシ洗いOK。多少の傷が付いたって、表面が剥がれたりするわけではないので、問題はありません。そして鉄鍋のように、洗ったあと空だきして水分を蒸発させる手間も必要ありません。

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取扱説明書には、「作った食べ物を長いこと鍋の中で保存しないこと」とありますが、ステンレスなら、ちょっとくらいは平気です。大量に作ったカレーなどは、そのままフタをして冷蔵庫へ。そして翌日、再度温め直して、2日目のカレーを堪能する。これは鉄やアルミのお鍋ではできません。

じゃあ便利ならなんでもいいかと言ったら、もちろん、そういうわけではないのです。やっぱりキッチンの景色は美しくありたい。そこは世界の柳宗理。抜かりはありません。フタのカーブや取っ手の形、本体のフタの重なり部分の薄さなどなど、やっぱりその辺にある鍋とは違います。どこか品があるんです。

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このお鍋はずいぶん長いこと使っています。おそらく、これがダメになったら、また同じ鍋を買うことになると思います。今は浅型なので、今度は深型にしようかな。いや、両方買っちゃうかもしれません。

両手鍋(柳宗理)
22cm 浅型/7,000円(税抜)
22cm 深型/8,000円(税抜)

cotogoto(コトゴト)

炊事や洗濯、掃除といった家事の道具が並ぶお店。日本の素材を使い、四季のある風土や暮らしの中で使いやすいよう丁寧に作られたアイテムをラインナップ。「今日のひとしな」のコラム執筆は、店主の涌井玲子さん。

東京都杉並区高円寺南4-27-17-2F
TEL:03-3318-0313
11:00~20:00 無休
http://www.cotogoto.jp

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