野菜や果物、カップ入れに活躍する根曲竹のかご

今日のひとしな
2017.01.30

~ MIGO LABO(ミゴラボ)より vol.30 ~

 

昨年、青森のハンドクラフトの工房や美術館などを巡る有志のツアーに参加し、岩木山麓で根曲竹細工を作っている三上幸夫さんの工房にうかがうチャンスがありました。

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瞬く間に機械のような職人技で編み出される六ツ目編み。緻密に六角形を並べて編まれた模様の美しさに私たちは思わず魅了されました。

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三上さんによると、今も昔も一番よく売れるのは収穫したりんごを入れるための手付きのかごだそうです。一時、プラスチック製品にとって代わられそうになりましたが、強くしなやかな根曲竹の方がりんごの肌を痛めないということで見直されているとのこと。

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野菜やフルーツ入れ、カップ類の収納などとしても使い勝手がよく、編み目の美しさが普段の暮らしのアクセントになります。

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そして、根曲竹は食用でもあります。私たちが訪れたのが初夏で旬の時期だったので市場では獲れたてのものや下茹でされたものなどが色々と販売されていました。私はお漬物を買って帰り美味しくいただきました。

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写真・文 / 石黒美穂子

 

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MIGO LABO(ミゴラボ)

東京都目黒区五本木2-42-1

フォトグラファーの石黒美穂子さんがディレクターを務める生活雑貨のセレクトショップ。作家もののうつわ、かご、キッチン道具のほか、コーヒー豆、お菓子、調味料などの取り扱いも。

TEL 03-6303-3281 営業時間、店休日については、公式フェイスブックでご確認ください。

MIGO LABO公式サイトはこちら

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