ヨーロッパからやってきたヴィンテージの器

今日のひとしな
2016.02.12

~レクトホールより vol.12 ~


今日は、ヨーロッパで作られたアンティーク&ヴィンテージの器をご紹介します。

12_ヨーロッパ アンティークの器_1


レクトホールでは主に白、それに加えてアイボリーや優しいピンクの器も扱っています。時を経た温もりと相まって、やわらかな色合いや軟質陶器のトロッとした質感が美しく、現行品にはない魅力があります。


12_ヨーロッパ アンティークの器_2

 

12_ヨーロッパ アンティークの器_3


1900年~60年代頃のものをご紹介することが多いのですが、デザインも含めクリーンな印象かつ風合いを考えると、1930年前後のものが個人的にいちばん好みではあります。

フランス、ベルギー、オランダ、イギリス、チェコなど、様々な国の陶器を扱っています。
レクトホールにあるフランスの器は優しく上品な印象です。
ベルギーも似ていて、より親しみやすいような。
オランダは知的かつかわいらしく、チェコはユニークなデザイン。
イギリスは安心感のあるオーセンティックな印象です。

12_ヨーロッパ アンティークの器_4

裏の刻印も、器のデザインの一部としてキュンとくるポイント。同じメーカーのものでも時代や会社の変遷によりマークが変わります。
Digoin & Sarreguemines、Creil et Monteteau、Boch、Moulins des Loups、Petrus Regout maastricht、Badonviller、Luneville……。美しい刻印です。


アンティークやヴィンテージというと、高価だったり扱いが難しいのではないかと懸念される方も多いと思いますが、レクトホールでご紹介している器はどれも日常使いしてもらいたいものばかりです。

価格も現行品よりすごく高いということはなく、貫入が多いものでなければ、ごく普通に扱っています。大事に使っていて不意に欠けてしまうのはしょうがないこと。お気に入りであれば金継ぎや銀継ぎをしながら、味わいを増していけたら素敵ですね。


ヨーロッパ アンティーク プレート、カップ
¥2,500+tax~

RECTOHALL(レクトホール)

クリーンでジェンダーにとらわれない服、装飾や汚れをそぎ落とし、シンプルで清潔感のある仕上がりを目指したアンティーク家具、個性が光る作家ものの器などを扱うショップ。デイリー連載「今日のひとしな」のコラム執筆は、オーナーの廣田佐知子さん。

 

東京都渋谷区恵比寿南2-15-6 greenhills GF  TEL 03-3716-1202

12:00~19:00 月曜定休  http://rectohall.com

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