お菓子とお茶をゆっくり楽しむ朝ごはん

器店主の朝ごはん
2017.05.07

「黄色い鳥器店」高橋千恵さん vol.1

週末連載「器店主の ある日の朝ごはん」を今月担当してくださるのは、国立にある「黄色い鳥器店」の店主・高橋千恵さん。朝ごはんは軽~く済ませることが多いという高橋さんのコラムには、簡単な食事でも、器の選び方次第で素敵な食卓をつくるヒントがたくさんつまっていますよ。「いい一日になりそう」「今日もがんばろう」と思えるような器使い、ぜひ参考にしてみてくださいね。

うちでの朝は、いつもこんな感じです。いただいたお菓子があればこんな風にお茶に添えることもありますが、お茶だけという日も多いです。
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ポットと山帰来の小皿は川口江里さん、湯のみは自作、トレイは大嶌文彦さん、奥の茶筒は夫の母から譲り受けたものです。

朝、一杯のお茶が無いと一日が始まらない感じがして、どんなに忙しくてもお茶の時間はゆったり取るようにしています。お茶の緑色を見るとなぜか落ち着くのは静岡生まれだからでしょうか。

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その日の気分で、ポットや湯のみを変えて楽しむのもオススメです。白い器で揃えると、お菓子は同じでもずいぶんと雰囲気が変えられますね。ポットは余宮隆さん、湯のみは星野暁さん、小皿はちえちひろさん作です。

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また別のパターンの組み合わせ。拭き漆のポットは小坂明さん作です。このポットに出会ってからお茶を淹れる楽しみが増えました。注ぎ口からお茶がどう流れ出ると美しいか? そんなところまで考えられた、ほんとうに使い易いポットです。

口当たりの良さが魅力の取手付きカップは、佐々木好正さん作。内側は白色なのでお茶の色がよく見えます。

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お菓子の小皿は、寺門広気さん作。現代美術の作家として活動されている異色の陶芸家です。

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食べ終わると、こんな風にユニークな絵が出てくるので、朝からニコッとできる一枚です。

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このように、朝の食卓には、ユニークな絵柄の描かれた器を使うのもオススメです。いきなり大きなものには抵抗があるかもしれませんが、豆皿や小皿から取り入れて見るのはいかがですか? 寺門広気さんやちえちひろさんの絵皿は、朝から楽しい気分になれるはず。

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少しずつ集めた、私の愛用する寺門さんの小皿です。

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とぼけた表情の動物などちょっと不思議な感じの絵柄ですが、やさしい色合いなので、他の器と並べても馴染みます。

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ポットも気分で変えると楽しいので、いろいろと揃えています。時間のある朝、ゆっくりお茶時間を楽しむのもいいものです。


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黄色い鳥器店

他のお店では見かけないような、知る人ぞ知る作家さんや窯元の器、日本各地の民芸品などがぎっしりと並ぶ店。「器店主の ある日の朝ごはん」コラム執筆は、店主の高橋千恵さん。

東京都国立市北1-12-2 2F
TEL&FAX:042-537-8502
営業時間:12:00~19:00
定休日:月、火曜
http://kiiroi-tori.com

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