江戸小紋をならって作った粋な柄「ならい小紋」の巾着

今日のひとしな
2017.06.10

~ 遊 中川より vol.3 ~

「遊 中川」で長きに渡って人気をいただいている商品に「小紋」と呼ばれるシリーズがあります。ブランド設立以来、「小紋」=「繰り返しの小さな模様」を定義に、100をゆうに超える模様をデザインし、麻をはじめ様々な生地を染めて商品を作ってきました。

最初に作った柄「小花」を筆頭に、素朴で可愛らしい絵柄が特徴です(写真左から小花、鈴、花唐草)。

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これら定番の小紋には、ほっこりとした良さがあるのですが、それに加えてもう少し大人が粋に持てるものが作れないかと、数年間試行錯誤してきた新しい小紋が、この夏やっとお披露目となりました。

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伝統的な江戸小紋の中でも格が高い柄を「三役(さんやく)」といい、「鮫」「行儀」「角通し」がそれとされています。その文様にならい、「遊 中川」の解釈を加えた新しい柄を作りました。

●あられ鮫小紋(あられさめこもん)
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●菱行儀紋(ひしぎょうぎもん)
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●花角通し紋(はなかくとおしもん)
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手染めの風合い、染料のにじみや色の深みを感じられるよう、通常の型染めではなく、下地を刷毛で染める「引き染め」によりボカシ染めをし、その上に型をのせ、柄を抜染(ばっせん)しています。

普段はもう少し丸く作る巾着も、今回は少し大人っぽく縦長のフォルムに。長財布もすっぽり入って和服でのお出かけの際にもおすすめです。

手績み手織りの麻生地にひと手間かけた染めを施すことで、すっと背筋が伸びるような趣のある生地ができあがりました。ぜひ手にとってご覧になっていただきたい大人の小紋です。

巾着 ならい小紋
5,400円(税込)

 

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中川政七商店

1716年(享保元年)創業以来、手績み手織りの麻織物を扱い続ける奈良の老舗。「日本の工芸を元気にする!」をビジョンに掲げ、「中川政七商店」「遊 中川」「日本市」「2&9」「motta」「花園樹斎」などのオリジナルブランドを展開。日本全国、その土地ごとに受け継がれてきた職人の技や想い、暮らしの知恵が息づく生活雑貨を数多く生み出している。300周年を機に、全国の工芸産地と読者をつなぐウェブメディア「さんち ~工芸と探訪~」をスタート。

 

中川政七商店 表参道店
東京都渋谷区神宮前5-43-7 1F
TEL:03-3409-2260
営業時間:11:00~19:00
定休日:年末年始
http://www.yu-nakagawa.co.jp/p/2428

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