猫の寝床にぴったり「竹のめぐみ」柴田恵さんのすず竹のニャンかご

今日のひとしな
2017.08.22

~ musubi(むすび)より vol.22 ~

岩手県一戸・鳥越の竹細工は1200年もの歴史があるといわれている。長く厳しい冬、農作に適さない土地柄、困窮する人々の暮らしを救ってくれたのが竹細工だった。観音開基のため山堂にこもっていたお坊さんの夢枕に観音さまが現れて「竹細工の技を里人に広めよ」と教えを授けた。殺生を禁じた観音さまの教えを守って、戦前までこの地では肉や卵を口にしなかったのだとか。

22竹のめぐみ 柴田恵さんのニャンかご_01

技は親から子、孫へと伝えられて今に。作り手の多くは「教わったというより、小さい時から身近にあって祖父も祖母も父母も作っていたから、自然と手を動かすようになった」という。

22竹のめぐみ 柴田恵さんのニャンかご_03

受け継いだ伝統的な技を用いながら、その知恵と新しい感覚で現代の暮らしに寄り添うかごを生み出している柴田恵さん。これは、数年前、我が家を訪れてくださった後に届けてくれた大きな丸いかご。六つ目編み、底上げした形は伝統的な「椀かご」を元にしている。

22竹のめぐみ 柴田恵さんのニャンかご_02

その大きさや高さ、仕様はまさに、我が家の猫・トトのためのもの。大きな体を支えるために底には力竹がしっかり渡してある。猫は体の一部がどこかに触れている状態が安心でき、通気の良い少し高めの場所を好む。快適で安心するのだろう、夜や留守中はほとんどここで眠っている。柴田さんに出会って、トトは極上の寝床を手に入れた。

22竹のめぐみ 柴田恵さんのニャンかご_04

元々、すず竹の椀かごは、洗い終った食器を乾かしたり、普段使いの食器を入れておいたり、果物や野菜を保存したりと、様々な使い方ができる。底上げをしているので水切れがよく、中のものが乾きやすく、蒸れないのが特徴。この特性は、猫にもいい環境を作ってくれるようだ。

 

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musubi(むすび)

普段の暮らしに、ささやかだけれど美しく、しっかり寄り添ってくれる日用品や雑貨をセレクトしたお店。「今日のひとしな」の執筆は、店主の坂本眞紀さん。

 

東京都国立市富士見台1-8-37
TEL:042-575-0084
営業時間:12:00~18:00
定休日:日、月曜
WEB:http://www.musubiwork.jp/
Facebook:https://www.facebook.com/musubiwork/
instagram:https://www.instagram.com/musubi_work/

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