おいしいご飯のためにある「米とぎざる」と「宮島杓子」

今日のひとしな
2017.11.09

~designshop(デザインショップ)より vol.9 ~


デザイナーズプロダクトと、日本の手仕事の品を織り交ぜて提案している「designshop」のラインナップの中でも、特に安定した人気を誇るのが、富士山の麓、山梨県で製作されている、米とぎ用のざるです。

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昔ながらの竹を編んだ「米とぎざる」は、一般的なステンレス製、プラスチック製のざると比べると、とても柔らかな素材。お米一粒一粒を傷つけることなく、優しく、かつしっかりと米とぎができるので、ふっくらとしたおいしいご飯を炊いて頂くことができるはずです。目が不均等で、少し粗めの箇所があったりして、米粒が詰まることもあるのですが、手で丁寧に払うように取れば大丈夫です。

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水濡れに強い竹素材は、使い終わった後に陰干ししておけばカビがつくこともありませんし、使っていくうちに編み目が緩んできても、縁に出ている竹材の端っこを締め上げ直してやれば元通りに。今どきの道具と比べれば不便なところもあるでしょうが、そんなところも楽しみながら、永くご愛用頂くことができる点も人気の秘密だと考えています。

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そんな「米とぎざる」ですが、皆さまのお手元に届けるまでには少し苦労のある商品でもあります。「米とぎざる」は昔ながらの荒物。それだけに現在の品質基準と比較すると、そのままお届けするのが難しい個体も中にはあったりもします。

なので、当店に届いたざるは1点1点、全てを必ずスタッフが検品。実際に手を当て、お米をとぐ動作を繰り返して、ささくれなどがないかを確かめていきます。ほかに気になる点がないか、寸法に極端な違いがないか、必要なチェック事項を一通り確認したら検品終了。数量によっては何時間もかかる場合もありますが、手を抜けない大事な作業です。

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「米とぎざる」でしっかりお米をとぎ、おいしいご飯が炊けたら、今度はしゃもじの出番。厳島神社で有名な宮島のしゃもじは、江戸時代からの名産品。こちらの「宮島杓子」(宮島ではしゃもじを「杓文字」ではなく「杓子」と呼ぶそう)は、先日テレビ番組で「一生ものの日用品」として紹介されたお品物です。

当店でも、放映翌日にしゃもじの注文だけで100本以上!! 普段あまりテレビを見ない「designshop」スタッフは何が起こったのか皆目分からず、「なんで急にしゃもじが……?」と朝から口があんぐりでした。

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そんな「宮島杓子」は木を削り出したままの、無塗装のしゃもじ。持ち手の曲線がすっと手になじみ、さっと水に濡らしてあげれば、お米のくっつきも気になりません。なにより、ご飯をよそうのにプラスチックのしゃもじを使うのとはちょっと違う、豊かな時間があるように思います。

冬も近づき、温かいご飯がよりおいしい季節になってきました。もしかしたらほんの少しの手間は増えるかもしれませんが、きっとさらにごはんがおいしくなる竹の「米とぎざる」と「宮島の杓子」を、ぜひ使ってみてほしいです。


文:鹿野幸祐

米とぎざる
宮島杓子

 

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designshop(デザインショップ)

シンプルライフ、クオリティライフにふさわしい、流行に左右されず末永く使える優れた商品を発信するショップ。「今日のひとしな」コラム執筆は、オーナーの森 博さん、店長の鹿野幸祐さん、広報の杉江厚子さんをはじめとするスタッフのみなさん。

 

東京都港区南麻布2-1-17 白ビル1階
03-5791-9790
営業時間:11:00~19:00
定休日:土、日、祝日
http://www.designshop-jp.com

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