手に馴染み使いやすい「ヨシタ手工業デザイン室」のキッチンツール

今日のひとしな
2017.11.26

~designshop(デザインショップ)より vol.26 ~


「ヨシタ手工業デザイン室」を主宰する吉田守孝さんは、20年に渡って柳宗理さんのアシスタントを務めたデザイナーです。デザインにあたり、必ず模型を作りながら作業を進めたという柳さん同様、吉田さんの自宅にも大きなろくろが据え付けてあり、粘土をこねながらデザインするそう。

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吉田さんのデザインするステンレス製品は、ぱっと見にはシャープなデザインに見えるのですが、実際に手に取ると当たりがとても柔らかく、すぅっと手になじみます。わたしはこの吉田さんのデザインはもちろん、吉田さんご自身の大ファン(隠れファン)で、自宅でも「ピーラー」と「包丁」を使用しています。

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以前、展示会でたまたま「ヨシタ手工業デザイン室」の「千切りピーラー」を試したところ、力を入れず、すっと引くだけであまりに簡単に人参の千切りができたことに感動。「designshop」でも取り扱っていたため、すぐに購入しました。

ただ、千切りの料理はあまり作らない、という致命的な事実に気づいて、そのあと普通のピーラーに方向転換してしまいましたが……。

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「包丁」は、上京直後に近所のスーパーで購入したペティナイフがダメになってからずっと探していたんですが、なかなか良いものに巡り合えず……。見た目&お手入れの楽さを考えると、ステンレス一体成型のものが良さそうだとは思っていましたが、手に持った時に滑るのが怖いんですよね。

見た目に関してもベストとは言えないし……と思い悩んでいたところで、「ヨシタ手工業デザイン室」の包丁が発売されて、これまた即決購入。もともと手になじむのが分かっていましたし、スリムな持ち手のデザインもかっこいい。

本当に手になじんでくれて、濡れた手でもしっかりとグリップできますし、刃物の産地として有名な岐阜・関市のメーカーが作っていることもあり、切れ味もバッチリ。持ち手が一体成型になったデザインは、目論見通りお手入れも簡単です。

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最近、吉田さんと「designshop」事務所でゆっくりお話をする機会があり、この包丁について伺うと、製品化に至るまでだいぶご苦労されたそう。なにより仕上げの際、持ち手と刃で磨く方向が異なるため、普通に磨くと見た目がばらばらな印象になってしまいます。そこのところをいろいろと工夫して、全体に一体感が出るように仕上げているのだとか。毎日使っていながら、お話を伺うまでは全く気に留めていませんでしたが、たしかによくよく目を凝らすと工夫の跡が。

仕事柄、デザイナーの方のお話を直接伺うことも多いですが、そういったお話に触れるたび、「デザイン」と一言で簡単に言うものの、その背景にはデザイナーや作り手の様々な努力や思い、創意工夫、そして時間の積み重ねがあることを実感します。


文:鹿野幸祐

ヨシタ手工業デザイン室|ピーラー

ヨシタ手工業デザイン室|千切りピーラー

ヨシタ手工業デザイン室|包丁

 

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designshop(デザインショップ)

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東京都港区南麻布2-1-17 白ビル1階
03-5791-9790
営業時間:11:00~19:00
定休日:土、日、祝日
http://www.designshop-jp.com

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