岐阜の老舗ファクトリーブランド「ENALLOID(エナロイド)」の眼鏡

今日のひとしな
2018.01.15

~ HOEK(フーク)より vol.15 ~


今日のひとしなは「エナロイド」の眼鏡です。
眼鏡で、人の印象ってガラリと変わりますよね。普段から眼鏡をかけていると、外すと逆に落ち着かなくなることもあるくらい、それはもう体の一部と言えるかもしれません。今では、視力がいい方でも、コンタクトの方でも、PCのブルーライトや紫外線をカットするためのアイテムとして、またファッションアイテムとして、伊達メガネのニーズも多い時代になりました。

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私は小学4年生の時に、憧れで買ってもらったのが眼鏡デビューでした(大きい声では言えませんが、学校の視力検査でちょっと嘘つきました……汗)。嬉しくて嬉しくて、位置をずらしては人差し指で戻す、あのおきまりの動作をしてみたり、休み時間に無駄にレンズに息を吹きかけては眼鏡拭きでふきふきして、何となく秀才気分を演出してみたり。きっと少女漫画の、眼鏡を外したら実は美少女だった的設定に憧れていたんだと思います。現実は、眼鏡を外したところで何の効果もありませんでしたが(笑)。

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そして、自分の子供たちも、3歳と1歳にしてすでに眼鏡に興味津々。おもちゃの眼鏡をかけては、気取ってドヤ顔になっているのを目にします。何も教えていないのに、不思議なものです。

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眼鏡って顔に直接付けることのできる唯一のアクセサリーなんですよね。それは当然、印象に大きく関わってくる訳です。私は普段コンタクト生活を送っていますが、やっぱり日差しの強い時にはサングラスをかけたいですし、パソコン作業が多いのでブルーライトカットの眼鏡も重宝しています。度入り眼鏡をかけるとやや目が小さくなるので、家以外ではあまりかけませんが、コーディネートによっては、伊達メガネは非常に重要なファッションアイテムとなります。

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「エナロイド」の眼鏡は、中でもお気に入りです。私自身、眼鏡が似合う顔では決してありません。鼻も高くないですし。でも、「エナロイド」のラインナップには、いくつも欲しいと思えるものがあるんです。

顔の作りは多種多様。目の大きさ、位置、鼻の高さ、顔の輪郭など、一人一人個体差があるこのパーツに対して、「エナロイド」の眼鏡は、フレームの形、大きさ、位置、鼻を固定するパーツの有無と、様々なデザインパターンが考えられているんです。

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そして、何と言ってもやはり日本のブランドです。もちろんのこと、日本人に合う訳です。海外ブランドにも素敵なものが多くありますが、鼻当てがなかったり、レンズが大きすぎたりと、ぴったりのものを見つけにくいのも事実。対して、日本人にとって嬉しいポイントが詰まったこの「エナロイド」は、つけ心地、デザイン性、品質と、どれをとっても高得点なのです。

「HOEK」でも、年に数回ポップアップを開催するのですが、その際、今まで似合う眼鏡に出会えていなかったという方が、似合う眼鏡を見つけて、喜ぶ姿をよく目にします。

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「エナロイド」の眼鏡は、生産性よりもクオリティを重視して眼鏡づくりに取り組む1947年創業の老舗ファクトリー。現在はそのほとんどが分業で作業を行うようになった眼鏡作りですが、「エナロイド」は岐阜県・中津川にある「恵那眼鏡工業」で、すべての工程をひとつの工場でつくり上げる一貫生産を創業以来行っています。特にフレームの磨きにおいては通常の3倍ほどの時間を費やし、最後はすべて手磨きで仕上げるというこだわりよう。職人気質が生み出すクラフトワークと、時代性を切り取ったデザイン性やアート性をうまく掛け合わせることにより生み出された眼鏡は、掛け心地、デザイン性、品質全ての要素を満たしているんです。

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その質のよさ、見て触ってもらえれば一目瞭然です。しっかりとした作りで、その触り心地、質感、掛け心地に、上質さと作りのよさを感じていただけるはずです。お手頃価格の眼鏡にはない、本物の質のよさが詰まっているんです。

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丁寧に長く使い続けたいと思えるこの「エナロイド」の眼鏡。身につければ気分が変わります。サングラスも展開しているのですが、サングラスには珍しく鼻パッドがついているものもあります。安定感のあるかけ心地で、ずれ落ちるのを防いでくれるので私も重宝しています。この鼻パット、私はデザイン的に好きではありませんでしたが、「エナロイド」の場合、正面から見た時に、その鼻パッド自体が見えにくいようなデザインになっているので気にならなくなりました。しかもまつ毛や頬に当たる心配もないんです。

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また、耳にかける部分のテンプルもデザインが豊富です。フレームとテンプルが異素材だったり、かけた時のさりげないポイントが素敵な眼鏡なのです。


「ENALLOID」

 

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HOEK(フーク)

ヴィンテージ、プロダクトデザイン、ハンドクラフトなど様々な分野から、食器、インテリア雑貨、日用品、オブジェ、キッズアイテム、ファッションなどジャンルレスに紹介。「今日のひとしな」の執筆は、主に大井美代さん。ときどき大井智史さんも登場。

 

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TEL:03-6805-0146
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定休日:水、木曜
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