命と自然への愛が生み出す、ジェフリーさんのミツロウキャンドル

今日のひとしな
2018.02.14

~ 「組む東京」 vol.14 ~


キャンドルを灯して過ごす時間は、子供の頃から大好きな時間でした。今でも、友人達と夕食をともにする時や、眠りにつく前に気持ちを切り替えたい時など、キャンドルを灯してゆったりと過ごします。昨晩のバスタイムは、電気を消して、ミツロウキャンドルの光だけで湯船につかったのですが、これだけで芯から解きほぐされるような贅沢な時間をもつことができます。

「ワイルドツリー」のミツロウキャンドルの光は、とても暖かく美しいのですが、中でも一番大きな“カセドラル”を灯すと、その明るさに驚かされます。炎が天にむかって伸びる姿がひときわ力強く、ヨガや瞑想をする方がこれをよく使われるということを聞くと、なるほどと納得します。

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<ミツロウキャンドル ○輸入・総販売元:ワイルドツリー ○生産国:オーストラリア ○生産者:ノーザンライト・キャンドルカンパニー>


本日のタイトルにお名前を記した、ジェフリー・ギブスさんはオーストラリアの「ノーザンライト」社の創業者で、ご本人も24年間、ビーズキーパー(ミツバチを守りながら育てる職人)として、オーストラリアの自然の中に暮らしてきました。このミツロウキャンドルを日本に紹介する「ワイルドツリー」の平賀裕子さんは、15年あまり前に、ある巡り合わせからジェフリーさんに出会いました。そして、この運命的なご縁から、日本にこのキャンドルを輸入する役割を担うようになったのです。

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これは、平賀さんが現地をたずねたときに、ジェフリーさん自身が、その場にいる人のために蜂蜜を取っている一コマです。

「ノーザンライト」社の取り組みが、いかにミツバチの繁栄に心をくだき、自然に敬意をはらったものなのか、簡単に伝えられることではありません。しかしながら、その精神は、キャンドルそのものが雄弁に語ってくれます。

世界で有数の品質が高いロウが作られる理由の一つには、ミツバチが集うユーカリの森に関係があると言われており、圧倒的な自然環境の豊かさがその背景にあります。また、製品作りのプロセス全てに、ジェフリーさんの信念が貫かれており、パラフィン、プラスティック、化学物質や化学燃料などは一切使用されていません。

「ノーザンライト」社の言葉に、「From flower to bee, to light(花からミツバチへ、そして灯りへ)」というのがあるそうです。「花の蜜が灯りになる、そのことがまず、シンプルにとても素敵なこと」と平賀さんも言います。その言葉通り、「ノーザンライト」社のキャンドルは、純粋なミツロウと、燃焼を安定させるためのごく少量のマカデミアナッツオイルとホホバオイルのみで作られています。

ミツバチの巣からこぼれたロウのみを使い、ミツバチから搾取しないどころか、余分なものを取り除くことが、巣の掃除になるのだそうです。形も、燃え残りがないように考え抜かれた設計がされており、ミツロウを一滴でも無駄にしない、ミツバチへの敬意がここにも表れているのです。

皆さんは、キャンドルを燃やすときに、空気中に広がる成分が、呼吸や皮膚を通して体内に吸収されるということを意識したことがありますか? 平賀さんの言葉をお借りすると、例えば「アロマセラピーでは、使っているエッセンシャルオイルが純正のものかどうかが問われます。ところが、アロマポットで使うキャンドルについては、あまり気を留めない方が多いようです。でも実は、キャンドルが燃えて空気中に広がる成分は、揮発させる数滴のエッセンシャルオイルの140倍以上にもなります」。私は、キャンドルの揮発成分からの影響について考えたこともなかったのですが、平賀さんとお話しして初めて、その効能、一方、化学物質などが入っている場合の悪い影響についても、意識するようになりました。

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<料理:マツーラユタカ(つむぎや) 言葉:岡安圭子(朗読家)>

こちらは、2018年1月に「組む」で行った企画「言の葉と静けさを味わう夜ごはん」の風景ですが、「ワイルドツリー」さんにご協力をいただき、ミツロウキャンドルを会場いっぱいに灯しての食事会となりました。純度の高いミツロウキャンドルを灯すと、その良い成分を体に取り込むために、自然に呼吸が深くなるのだそうです。

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<朗読:岡安圭子 ミツロウキャンドル:ワイルドツリー @組む 2016年>


私にとって、キャンドルを灯す時間は、自分自身の感覚を開く、とても大切な時間だと思っています。都会の生活では、水や緑や土に触れることも少なく、リズムを整えることもしにくいのですが、そんな中で、ミツロウの炎は小さな自然を感じさせ、自分がゼロにもどる時間をつくりだしてくれるように思います。

現在、「組む」では、冒頭の写真にあるライナップのほとんどを展示販売しております。(完売している場合には注文も受け付けます)。下に製品写真を2点、ピックアップして掲載しました。

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<「ティーライト」3個入り(燃焼時間6~7時間/個)880円(税抜)>

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<「ポエット」直径35mm 高さ110mm(燃焼時間12時間)2,000円(税抜)>


←お店の紹介はこちらから

組む東京

国内外のものづくり、手工業の交流拠点となる場として、ショップ、ギャラリー、コミュニティ・スペースの機能をもつお店。「今日のひとしな」の執筆は、代表・キュレーターの小沼訓子さん。

 

東京都千代田区東神田 1-13-16
tel:03-5825-4233
営業時間:12:30~19:00
不定休(サイトをご確認ください)
http://www.kumu-tokyo.jp/
インスタグラム「@kumutokyo

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