荷物が多い人に、市場かご

今日のひとしな
2019.03.31

~ キナルLABO より vol.31 ~


何を隠そう!わたしは荷物がいつも多い人。
ここ宇都宮が車社会なので、毎日車で移動をしているせいもあるかもしれませんが、そんなに必要?!と笑われそうな量の荷物を毎日運んでいます(笑)

1
何がそんなに入っているかというと、ノートパソコン、お弁当、水筒、読みかけの本、作業途中の仕事の書類(A4サイズの文書)やファイル、そして、お財布や手帳やポーチが入ったトートバック丸ごと、です。
その重さ、推定8kg。(重すぎる・・・。)

以前はこれらの荷物をいくつかのバックに分けて、両手にどっさり格好悪くエッサエッサと運んでいましたが、数年前にこちらの“市場かご”に出会ってからは、これに丸ごと全部入れるようになりました。

2
だって、とにかく丈夫でたっぷり入るんです。
重い荷物を入れても大丈夫。
枠がしっかり硬いので、ノートパソコンも衝撃から守ってくれます。
大事な書類も曲がりません。(こちらの大サイズの場合)
そして、そんなお堅い仕事道具が入っているとは思わせない、程よい田舎臭さが何より好きです。
むかし話に出てくるお爺さんが、野菜を入れてそうでしょう?(笑)

篠竹と呼ばれる、岩手県の山間部に自生している熊笹に似た細い竹で、あまり道具を使わず、職人の指先のみできれいに仕上げられています。
明治、大正、昭和、平成と長い間、日本の生活道具として受け継がれてきたものですが、当初これを作った職人さんは、こんな使われ方を想像したかしら?と思うとニヤニヤしてしまいます。

それから、ここ数年愛用している中では、ピクニックや運動会などで、お弁当を入れて運ぶのにも重宝しました。
図書館でたっぷり本を借りるときにも助かりました。
通気性が良いし、ザザッと洗うことも出来るので、お野菜の一時ストックや、お買い物の際のマイバックとしても時々使うこともあります。
だから、毎日そばになくてはならない生活用品のひとつになっています。

3
わたしがここ8〜9年愛用しているのは、上記写真の右側。
ずいぶんと日に焼けて、艶も出てきました。
職人さんによって編み方も若干変わりますし、材料の篠竹も収穫時期によって質も変わります。
なので、それもひとつの出合いとしてそれぞれの個性を楽しみながら、ガンガン使い込んで欲しいなと思います。

でも残念ながら、手編みの上に職人さんが皆ご高齢になってきたため、ときどきしか入荷しません。
たまたまお店に在庫があれば、それは貴重な出合いかも。
だから出合った方には、「買って損はしないです!」と、オススメしています(笑)。
そして、この“市場かご”がこれからも受け継がれていきますように。

text:イワサ

松野屋 篠竹市場かご

 

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キナルLABO より

栃木県宇都宮市松原2-5-21 木材会館1F
TEL:028-612-5618
E-mail:labo@nonversus.jp
定休日:火曜日、水曜日 、日曜日(不定休)
   *休業スケジュールはtwitterにてご案内しています
営業時間:平日:13:00 ~ 17:00 土日祝:13:00 ~ 18:00
https://www.kinaru.com/

 

駐車場はキナルLABO店舗の正面を入った左奥に4台。
★ご来店の前に・・・
宇都宮駅からは車で約20分。日光街道南側から店舗への進入は右折禁止となっておりますのでご注意ください。
バス停「戸祭一丁目」から徒歩1分。

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