年代を経たような「工房イサド」のカッティングボード

今日のひとしな
2016.07.11

~copse(コプス)より vol.11~

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年代を経たような風合いをかもす「工房イサド」のアイテム。カッティングボードやお盆、額縁など、どれも古びた表情をたたえ、なんともいえない味わいがあります。

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埼玉の田園地帯に佇む工房を訪れたとき、さまざまな形のカッティングボードに目を奪われました。カッティングボードをつくるのは、ひとつひとつ異なる木の表情を見極めながら木取りする作業がポイント。あえて製材する時の鋸(のこぎり)の跡をそのまま残して、オイルで仕上げます。

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「手間をかけてつくる木工品もありますが、カッティングボードはあえてそこから遠ざかることで生まれたもの」と本田淳さん。鋸目(のこめ)を残したテクスチュアは、パンやチーズを切るときのキズがそのまま風合いよく馴染んで、どんどん味わいを増すのが特徴。まさに、使って“育てる”器なのです。
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クリ材の厚みを生かしたお盆もおすすめ。カンナで荒く削(はつ)った力強い表面と、丸みを帯びたリムのコントラストが絶妙で、クリ渋染めした濃い色合いも素敵です。どんなものも受け止める大らかなお盆は、夏はスイカをドン! とのせたり、プレートとしても使えます。

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人の手が入ると、どうしても“作られた”感じに見えてしまうことが多いのですが、「工房イサド」の作品は、最初からそんな表情だったと思えるほど、作為を感じさせることがありません。樹種や木目によって異なる表情も豊かで、ついたくさん並べたくなるアイテムのひとつです。

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カッティングボード 2,000~8,000円(税抜)
栗のお盆 12,000円(税別)
栗のお盆(栗渋染め)13,000円(税抜)

copse(コプス)

器や日常着など、衣食住を提案する雑貨店。連載コラム執筆は、店主の小森知佳さん。

東京都練馬区石神井台3-24-39 ロイヤルコトブキ1F
TEL:03-6913-1544
E-mail:info@copse.biz
営業時間:11:30~17:30
定休日:月~水曜(企画展中は無休)
http://www.copse.biz

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