堀井和子さんの「きれい」って何ですか Vol.1

暮らしを、みがく
2016.10.26

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「私、本当は怠け者なんですよ。掃除だったら、主人の方が得意なの」。

屈託無く笑う堀井さんの言葉に驚きました。さぞかし毎日丁寧に、
掃除をされているのだろうなと思い込んでいたから……。

それでも、ご自宅の扉を開けるとそこに流れる空気の清らかなこと!
どうやら堀井さん宅には、掃除で生み出すのとは、
またちょっと違った種類の「きれい」が存在するよう。

 そのひとつが「視線」です。リビングの入り口に立つと、
窓まで「すこん」と視線が抜けて、
ベランダの向こうに空が見通せます。

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「主人の仕事の関係で、アメリカで3年間暮らしたときには、
日本から家具を半分しか持っていかなかったんです。
70~80㎡と、アメリカにしては決して広くないアパートだったけれど、
とっても伸び伸びと過ごせたんですよね。
それで味をしめて、これまで、家具を極力増やさないように
暮らしてきたんです」

 さらに、リビングのシステム家具のガラス戸の中には、
ガラスの器のみを収納。陶器だといろいろな色が目に入りますが、
透明なガラスだけに絞ることで、
ニュートラルな空間をキープできるというわけ。

 

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「スタイリストをしていたので、4×5のポラロイドの
フレームの中のバランスを整える癖がついているんです。
このラインがそろっているときれいに見えるとか……。
ずっと見ていて見飽きない、という状態になるまで、
いろいろやり直して、視線の先を整理しますね」

Vol.2に続く

『暮らしを、みがく』より text:一田憲子 photo:公文美和

Profile

堀井和子

Horii Kazuko

上智大学フランス語学科卒業。料理好きが高じてスタイリストに。1984年から3年間、夫の仕事でニューヨークで暮らす。帰国後はシンプルでおしゃれなレシピや暮らし周りのものごとを紹介。

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