主婦・料理家 坂井より子さん【後編】「孫が生まれ家族が増えたことで重宝しているのは、詰めれば何人でも座れる大きな座卓」

大人の暮らしで見直したもの
2017.10.03

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現在は、3世帯住宅に暮している坂井より子さん。70歳の時に家を建て直し、娘家族、息子家族との暮らしが始まりました。台所に立つ時間もおのずと増え、大勢の食事を担います。食卓のメンバーは、日によってマチマチ。ご主人とふたり分の時もあれば、娘家族を入れた6人分、さらに息子家族を加えた9人という日も……。

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そんな時に、活躍するのは大きな座卓。でーんと居間に構え、家族の団らんの象徴となっています。新築を機に、椅子式のテーブルに変える話もありましたが、なかなか「これ」というものに出合えず結局そのまま。基本は夫婦ふたりの食卓ですが、日によってメンバーが増え、週末には総勢9名集まり食卓を囲むことが定番です。人数が増えても、詰めて座れる座卓はとても便利。家族大集合の時には、小さなテーブルを足してわいわいがやがや大宴会です。

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子供たちが巣立った後、時間がたっぷりと使えていた50代、60代の頃とは違い、今は孫中心の暮らし。それに、ご主人の定年も重なり、生活の時間割はガラッと変化しました。

「今までは、主人が仕事から帰ってくるまでに家のことを整えていればよかったから、日中は比較的自由に過ごせていたけれど、今はなかなか……。孫たちが学校から帰ってきた時に、誰かが家にいたほうがいいなと思うので、それもあって、以前ほど出歩かなくなりました」

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だからといって、それを嘆きはしません。今は“そういう時期”だからと、暮らしを整えることに全力投球。「時が来たらできるようになるんだから、今、無理して遊ばなくてもいいんです。それに、かつて余裕があった時に、いろいろと楽しんだぞという充実感がありますからね。だから、できる時には、ちょっと無理してでも旅行をしたり、お友達に会ったり、興味のあることをあれこれしておいたほうがいいなと思います」

text:鈴木麻子 photo:大森忠明

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Profile

坂井より子

Yoriko Sakai

主婦歴40年の経験を生かし、家庭料理の提案や暮らしの知恵を紹介するお話し会などを行う。その反響を受け、著書『受け継ぐ暮らし より子式・四季を愉しむ家しごと』、『暮しをつむぐ より子式・日々の重ね方』(ともに技術評論社)を上梓。

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