堀井和子さん【後編】「普段に着るカジュアルな服も、お直し代を惜しまず着心地のいいサイズに」

大人の暮らしで見直したもの
2017.10.10

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変わらぬ佇まいなのは、家だけではありません。堀井さんご自身も、ずっと同じ雰囲気。若い頃から体型にほとんど変化はなく、今でもどこか少女のようなやわらかなムードを漂わせています。体型が一緒だから、何十年も着ている服も。若い頃から、服の“好き”もほとんど変わっていないのです。

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大人になって変わったことといえば、お金のかけどころ。セールで見つけた巻きスカートがあり、少しゆるかったのでお直しに出すことにしました。お直し代は3000円。これを高いと思うか、安いと思うか……。

「巻くだけだから気軽にパパッと着られるし、さらっとしているから夏場、とても涼しいんです。でも、裏地がついているからペラペラな感じもなくて。とにかく、とっても着心地がよくて気に入っているんです。バーゲンで、確か半額くらいで買いました。ちょっと大きいなと思ったけれど、お店の人が『腰を落として着ればいいんですよ』っていうから……。でもやっぱりサイズが合わないような気がして。自分でつまんで縫って着ていたんだけど、まだまだずっと着たいからここはプロの手を借りようと思い、近所のお直し屋さんにもっていきました。代金の3000円は、バーゲンの値段を考えると結構な金額。一瞬、躊躇しましたが、流行に左右されないデザインだし、自分でお洗濯もできるし、着心地もいいから、と思い切ってお願いすることにしました」

結果、大正解。きちんと採寸し、4か所をダーツでつまんでもらった巻きスカートは、堀井さんの体にぴたりと合っています。着ていて、少しの違和感もないので着心地やお気に入り度が増しました。日常服こそベストな状態で。それが実感できる経験となりました。

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「きちんとしたレストランに行って食事をしたりする機会はぐっと減って、そうすると改まった服を着ることも少なくなりました。だから、自分が良く着るカジュアルな普段着に、好きなデザインのものを増やしたいと思うように。会社勤めをしていたり、仕事柄、目上の方や気を使う人に会うお仕事だったりすると、違ってくるのでしょうが。私はそういうことがないので」

スニーカーの履き心地を追求したり、デザインTシャツの値段のラインを少し上げたり、普段着こそちょっと贅沢にと思うようになっています。

text:鈴木麻子 photo:公文美和

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Profile

堀井和子

Kazuko Horii

料理スタイリストを経て、渡米。帰国後、食に関するエッセイやレシピ本を多数発行。2010年にご主人と「1丁目ほりい事務所」を立ち上げ、不定期に企画展を開き、オリジナルの作品を発表。自由な創作活動を行う。

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