ショートケーキはいちごから vol.1 藤田志保さん

暮らしのおへそ
2019.02.11

「素敵」より「おいしい」食卓をつくる

誰かに自慢するための
素敵なライフスタイルがなくてもいい。
家族で温かいご飯をおいしく食べる毎日が大事。

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「サムギョプサル」の日には、油が飛び散るので食卓に新聞紙を広げて。これなら食べ終わって新聞紙を処理すれば、たちまち片づくので手間がかからない。


ある日は豚バラ肉を卓上コンロでジュージュー焼いて、レタスで巻いてパクリ。ある日はリサイクルショップで400円だったフライヤーを食卓に置いて、揚げたてアツアツの串揚げをパクリ。藤田さん宅の夕食のおいしそうなこと、楽しそうなこと!

志保さんの実家で暮らす一家。ご主人は単身赴任中なので、79歳の父先(はじめ)さん、14歳の京子ちゃん、11歳の大介くんと毎晩ワイワイとご飯を食べます。

「レストランで食べたおいしいものを、自宅で再現するのが好きなんです。だって焼肉屋さんに行けば、1万円以上かかるけれど、自宅で食べれば材料費は数千円。私はあれこれ手の込んだものは作れないけれど、焼きたて、揚げたては何でもおいしいでしょう?」

いいものを見つけたら、すぐに真似して、「無理」と思えば手放して、自分が「持続可能」な形に変換して取り入れる。それがいつもの方法です。

夕飯をイベントに仕立てる

串揚げやチーズフォンデュ。
レストランのメニューを自宅で再現すれば
より安く、よりおいしく楽しめる。

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野菜やウインナーなどは蒸し、小鍋にチーズフォンデュ用の粉チーズを溶かす。ホットプレートにのせれば、チーズが固まることもなく、素材も温かいまま。

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お好み焼き用の粉を水で溶き、卓上で食材にからめてパン粉をつけて揚げる。

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カレーの翌日はカレーパンと決まっているそう。ホームベーカリーで生地をこねたら、残ったカレーを包んで油で揚げるだけ。揚げたてのアツアツを食べられるのも手作りならでは。大介くんの大好物なのだとか。

暮らしのおへそ Vol.26」より
photo:興村憲彦 text:一田憲子

 

→vol.2につづきます

Profile

藤田志保

Shiho Fujita

大学卒業後、地元の企業に就職。結婚を機に専業主婦に。実家に父、夫(単身赴任中)、長女、長男と暮らす。昨年から仕事を再開。派遣登録をして、現在は病院で事務の仕事をこなす。専業主婦時代は手作りにはまり、ブローチなどを作っていた。おいしいものとおしゃれが好き。

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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