食べきれる量だけ作る 「按田餃子」店主・按田優子さん vol.2

暮らしのおへそ
2019.04.09

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スプーンの量で作る

小麦粉3杯で、餃子10個分。
自分が食べきれる量は
意外に少ない。

2m
「もともと私、すごく貧乏だったんです。パンとお菓子の製造の仕事を10年間していたんですが、お給料が安くて」

転職し、乾物料理店を手伝いはじめたとき、東日本大震災が起こりました。

「計画停電の区域だったので、冷蔵庫に保存していたおかずは破棄するよう指示がきました。保存食であるはずの乾物を使っているのに、どうして冷蔵庫で保存し、それを破棄しなくてはいけないんだろう? と疑問を持ちました。乾物は保存の状態のことなので、調理をすれば腐ります。これを機に保存食への見方がガラリと変わったんです」

そして出した結論が、冷蔵庫の電源を抜くということ。冷蔵庫に入れなくても「長もちする」半調理法や、それを食べつなぐ方法を工夫しました。

2a
マグカップなどに小麦粉スプーン3杯、水少々を加えてかき混ぜる。

 

2c
ひと口大にちぎり、指で押しながら丸く広げる。

 

2d
包丁で細かく切った豚肉と野菜を混ぜた餡を包む。

 

2e
基本的にご飯は冷凍、冷蔵はしない。
残ったご飯には酢をふりかけておけば、常温でも傷みにくい。混ぜ寿司などにして食べるそう。

 

2f
ひとり分のお米を炊くのに便利なのが、「峠の釜めし本舗おぎのや」の土釜。
コーヒーのメジャースプーン3杯で、ちょうどお茶碗1杯分くらいになる。

 

→vol.3に続きます


「暮らしのおへそ Vol.26」より
photo:枦木 功 text:一田憲子

 

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Profile

按田優子

Yuko Anda

大学在学中にアルバイトでマクロビオティックに関わり、その後、乳製品、卵、砂糖を使わないスイーツの商品開発に携わる。乾物料理専門店でのメニュー、商品開発を経て独立。ペルーのアマゾンで保存食の知識を生かして国際協力事業に参加。2012年、写真家の鈴木陽介氏と共に「按田餃子」をオープン。

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